オオカミ少女と黒王子 別冊マーガレット 2012年09月号

別冊 マーガレット 2012年 09月号 [雑誌] 発売日 : 2012/08/10 出版社/メーカー : 集英社

『俺に そんなふうに思える子ができるのかな』



「ガッカリだよ 佐田くんには」という神谷の勝手な期待→失望による暴言で終わった前号。思わず、ウザッと頭をかきむしりたくなる神谷くん、今号でも全開です！

あまりにも相手にされないため、神谷は恭也を自分の市場価値が分かっていないもったいない人認定して、励まし始めます。『そっか もしかして佐田くんて 自分のこととても下に見てるのかな』『大丈夫だよ あんたは俺が見てきた中で 確実にイイ男ランキング上位に入ってるからさあ』
……ねぇ、アホなの？？的外れにからまれた恭也のしらけた瞳と理解者気取りでまくしたてる神谷のコントラストが、乾いた笑いを誘います。
こんなにアホだと、顔「だけ」な感じが際立って、顔が良いことが逆にマイナスになりそうな気がする神谷くんです。

そんな残念な神谷のお門違いな励ましに、恭也がピシャリ。

『気にくわなけりゃ言われる前に自分で動いてるっての。あんま俺をナメんなよ』



はい、おっしゃるとおりです。神谷に代わって謝罪いたします。大変申し訳ございません。 さて、影の薄いエリカですが、帰りのバスで赤面しきりの出来事が。



『おまえは今 ただの枕だ。黙ってじっとしとけ』

なんでしょう、この甘さ。血糖値が上がりまくります。そこに加えてこの辛さですよ。甘え×S発言の真逆コンビネーションって最強ですね。

相変わらず女子との戯れに余念がない神谷はというと、懲りずに恭也を誘い女子コレクションを自慢。
そこで、恭也にしらけた眼で『ゴミをいくら集めたって ただのゴミ山だろ』と言われ、さらに、女子コレクションの一人に「ごめん彼氏できたからもう会えない」と言われて、ハタとなります。

そして、気づいてしまう。

『最初から なーんもないじゃん』



翌日の神谷は、ショックで抜け殻状態。



そして、一夜にして改心。『バカなのは俺の方だったよね』 反省はやっ！そして、自分にたった一人の相手が見つかるんだろうかと、不安な気持ちを恭也とエリカにこぼします。ここで恭也から、経験者は語る的な励まし。

『……いや できるだろそのうち』
『俺も前はおまえと同じだったからな』

この言葉を聞いて、神谷あっさり復活。はやっ！

神谷の、チャラいというよりむしろアホなだけの発言に、恭也のクールで地に足の着いた返しがたまらなくかっこよく、結局のところ恭也祭りでした。
全盛期のキムタクが、よくこんな役をやっていた気がする。。

全てにおいて恭也のかっこよさが浮き彫りになっただけの神谷騒動は、今号で終了！来月からは新展開を期待です。

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2年後、中身と将来性が重視される大学生になったら… 神谷の多幸を祈ります。