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進撃の巨人 8巻

  • 諫山 創
  • 発売日 : 2012/08/09
  • 出版社/メーカー : 講談社

『もう一度ズタズタに削いでやる』

ついに、ついに女型の巨人の正体が明らかになる、進撃の巨人8巻!!7巻で分かるかと思ったら、次巻に持ち越しになってしまい、この日が本当に待ち遠しかった!!さらに、人類と巨人の戦いの構図を根底から覆すような事実が明らかになります。(この先ネタバレです。まだコミック読んでいない方、お気をつけ下さい!)

仕掛けるのはこの人。アルミン。

『エレンを逃がすことに協力してくれないかな…』



調査兵団の壁外遠征の失敗のため、王都に召還されるエルヴィンら責任者とエレン。その道程にはウォール・シーナのストヘス区があり、ここは憲兵団が警護しています。アルミンはエレンを引き渡さないために、憲兵団の仲間に力を借りようとします。

その相手はアニ。

アルミンの説得をアニは断るんですが、必死の懇願に最後は協力してくれることに。
招集当日。替玉と入れ替わったエレンは、ミカサとアルミン、そして協力者のアニと脱走します。

地下道へ潜り、外扉へ向かおうとしたその時。
『そっちは怖い… 地上を行かないんなら協力しない』
アニは地下道に入ることを拒否します。絶対に地下に入ろうとしないアニと、その様子を冷静に見つめるアルミンの視線がぶつかり、ここからお互いの空気が一気に緊迫。

そして、アニとアルミンの核心に触れるやりとりが始まります。
『(取り調べのとき)何でマルコの立体機動装置を持ってたの?』
『生け捕りにした2体の巨人はアニが殺したの?』

ここでのやりとりで、アニが女型の巨人であることが自明に。

三人とも既に予想していた結果で、それを本人が認めたにも関わらず、まだアニを信じたくて、そんなのウソだろ!ウソと言ってくれ!モードのエレン。ミカサはそんなエレンを制し、カタをつけようとばかりに剣を抜きます。そして、

『もう一度ズタズタに削いでやる 女型の巨人』



不敵に笑うアニ。 アルミンの狙いは、アニを地下道に誘い込み、巨人に変身させずに捕獲すること。アニは、脱走の手引きを頼まれた時から自分に疑いがかかっていることを察していて、アルミンとの会話は常に探り合い。そして当然、アニにも企みがある。この駆け引きは面白かった!

この後、アルミンの合図で仲間たちがアニを取り押さえるんですが、全てが一歩遅く、女型の巨人への変身を許してしまいます。周りにたかる人間を振り払ってエレンを捕らえにかかるアニ。逃げる三人を追い詰めます。

ここでエレンが変身しようとするんですが…… またできない。頭ではアニが巨人だと分かっているのに、エレンの中にアニと戦うことへの躊躇がある。それを見透かしたミカサとアルミンですが、それでももう、後戻りできない。二人は、自らを囮にしてエレンを生かす方法を取ります。

そもそもアニが犯人かもしれないことを進言したのはアルミンとミカサ。そして、作戦を立てたのはアルミンです。二人の覚悟が胸に迫る良シーン。

自分が犠牲になるかもしれない手段を、淡々と迷いなく実行しようとするアルミンとミカサを見て『何でお前らは… 戦えるんだよ』と甘っちょろい問いかけをするエレン。(シンジかッッ!)

『仕方無いでしょ?世界は残酷なんだから』

とミカサから(綾◯ばりの)冷静な返しをくらい、二人の覚悟に触発されたエレンは、、、



出ました。エレンゲリオン!!!

ここからは巨人×巨人のついていけない戦いが繰り広げられます。とりあえず、絵の迫力はすごいです!決して絵の上手いマンガじゃないんですが、巨人の戦いだけは勢いと衝撃がリアルに伝わる素晴らしいデキです。(エラソーにすみません)

戦いの末、巨人アニは壁を超えて逃げようとするんですが、寸前でミカサが追い付いて仕留めます。

やった!ついに仕留めた!前進だ!
と思い、意気揚々と巨人の中身のアニを取り出してみたら、アニは結晶化。クリスタルのような素材で自らを覆い閉じ込もります。こんなスリーピングビューティーな展開はありなの…?

さらにーー。立体機動装置で壁に張り付いていたミカサが見たのは………



アニの取り出し作業をしていたハンジさんも、エレンもアルミンもあまりのことに呆然。。。

これ、何?壁の外に巨人が来てるの?違う、壁の中にいるの??てゆーか何なの!!??

そこに現れたのはニック司祭。
『あの巨人に…日光を… 当てるな……』とハンジに指示をする司祭。
保守派の宗教家たち、一体どうからむのかと思っていたら、こんな形で出番が。
「神聖なる壁」にまさかこんなものが入っていたとは… なぜ壁内に巨人が存在するのか。この答えによっては、人間VS巨人の単純構図を覆しかねない大事件です。

壁の応急処置を済ませたハンジさんが、壁上でニック司祭に迫ります。『この巨人は何ですか?なぜ壁の中に巨人がいるんですか?』『そしてなぜ あなた方は… 黙っていたんですか?』
司祭が答えをはぐらかすと、

『ふざけるな』



ハンジさんの感情が噴き出します。

『我々調査兵団が何のために血を流しているか知ってたか?巨人に奪われた自由を取り戻すためだ… そのためなら命だって惜しくなかった』

『…いいか?お願いはしていない。命令した。話せと。そしてお前が無理なら次だ。次のヤツに自分の命とどっちが大事か聞いてみる』


本当に、これじゃ調査兵団はピエロ状態です。教団や王政は一体何を知っていて、何を隠しているんでしょう。

壁から突き落とされそうなニック司祭はビビって吐くんじゃないかと思いきや。。。『我々も悪意があって黙っていたわけではない!自分の命がかわいいわけでもない!それを証明してみせる!!』と殺したくば殺せ状態に。これは意外。

司祭から手を放し、壁の上で夕日を見ながらハンジさんがつぶやくシーンが、胸に刺さります。

他方、その日開かれた会議では、アニの事件が取り上げられ、エルヴィン団長が査問にかけられていました。そこに…飛び込んでくる調査兵団のトーマ。『大変です!ウォール・ローゼが!』

その日、アニの共謀者の容疑をかけられた面々がウォール・ローゼの南区に集められ、本人達には知らされないまま、共謀者を洗い出すためのテストをされていました。
そこに、多数の巨人が襲来!ウォール・ローゼが突破された!!というところで8巻終了。

もう、同時多発過ぎてなにがなんだか分からない。
とりあえずアニが女型の巨人だということは分かったものの、それ以上の何かは明らかにならず、色々な謎が何も解明されないまま、新たな謎が増えていく展開。風呂敷広げまくりで、面白い!んですが、そろそろ置いてきぼりをくらいそうです。

始めは、巨人に人間がバリバリ喰われる絶望的な世界を、気合いと覚悟で戦って乗り越えるだけの根性マンガっぽかったのに(それも好き)、実はきちんと伏線が張られていたことに感動。自分の読みの浅さを反省…

真相に近づいていくだろう今後の展開では『巨人によって巨人から守られていた』というアルミンの言葉がキーになりそうです。

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巨人の顔がサシャより知的に見える…
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この記事へのコメント

- コミックボブ(管理人) - 2013年05月25日 18:45:28

通りすがりさん、こんにちは!

> 仲間を残忍に殺してまで、やらなければいけない「大義」って
> 一体何なんでしょうか?
大義……まだ分からないですね(>_<)
最新巻のとんでも展開から、次第に明かされそうではありますが。。

> そしてアニの父親の涙と、水晶体に引きこもって永遠の沈黙。
> 彼女の気持ちを考えると、心が痛みます。
なるほど。。そういう見方もできますよね。深い。。
もう一度、そんな目線で読み直してみよう。
あの時は仲間が巨人だったという衝撃で思考停止して、アニがどうとか全然考えられなかったです。
ただただバトルにぎゃーってなっていましたw

- 通りすがり - 2013年05月22日 22:39:40

「知性ある巨人」の中で、直接人間を殺したのはアニだけなんですよね。
次から次へと容赦なく・・・。
でも本人の心は深く深く傷ついてる。
仲間を残忍に殺してまで、やらなければいけない「大義」って
一体何なんでしょうか?
そしてアニの父親の涙と、水晶体に引きこもって永遠の沈黙。
彼女の気持ちを考えると、心が痛みます。
最初はアニって「その他大勢」に過ぎなかったですが、大好き?になりました。

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