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アオハライド 4巻

  • 咲坂 伊緒
  • 発売日 : 2012/04/13
  • 出版社/メーカー : 集英社

何かに心が動いたり 心底笑ったり
毎日に意味を持ったりするのを 許されたかったんだ


洸が変わってしまった理由がついに明らかになるアオハライド4巻です。ぶっちゃけ、目頭にきます!そして、洸と悠里が進展。相変わらず読みどころ満載です。

洸と悠里の様子がおかしい… と気になって仕方ない双葉。みんなと別れたあと洸の家に戻り、二人の様子がおかしい理由、それから、洸が変わってしまった理由が聞きたいと食い下がります。

しつこい&諦めない双葉に観念して、理由を話す代わりに、奥の部屋へ入るように促す洸。
その部屋にあったのは、仏壇とそこに飾られた母親の遺影。

言葉を失う双葉に、洸が言います。『槙田も同じ顔してた』。悠里が何も言わなかった訳を知り、自分の焦りで頭いっぱいだったことを後悔する双葉。
そして、またどこかへ消えてしまいそうな洸が不安になって、

『私は洸と一緒にいたいよ』



と訴えます。このままいい雰囲気になるんですが… そこに田中先生が帰ってくる。(チッ) でも、このあとの田中先生と双葉のやりとりがいーんです!

先生と双葉二人きりの帰り道、車の中で先生は、両親の離婚の事や母親の病気の話をしてくれる。そして、「洸は本当は優しくていい子なんだ」と言うんです。
それに対して、双葉が『知ってます』と、泣きながら、でもまっすぐ前を見ながら答えるシーンがあるんですけど…

このシーンが、良い。もう、めっちゃ良い!!4巻は泣かせどころが多いけど、読めば読むほどこの場面も良くってじんわり泣けます。

このあとにある中学生の洸と母親の回想シーン。
洸は将来稼いで親孝行したくて、自分の時間のほとんどを勉強に使っていたんですが、お母さんは、それよりも今一緒にごはん食べたりテレビ観る時間を大事にしたいと思っていた……。

それに気がつけず叶えてあげられなかったことを、洸はずっと後悔しているんです。今でも夢に見てしまうくらい。

大事なものが出来そうになるとそこから距離を置くのは、この体験があったからなんですね。

双葉は、そんな洸の心の扉を開けたくて、いつもの洸のたまり場に、台風みたいに突っ込んでいきます。



洸はそんな双葉を見て、中学の時のドロケーを思い出します。
自分に向かって走ってくる双葉の図は、確かに洸の何かに響いているんですが、洸の心はまだ開かない。

テキトーな仲間と意味のない時間を過ごす洸に『そういうのに何の意味があんの?』と聞く双葉。それに対して洸は。

『何やったって意味なんかねーよ やり直しのきくおまえには分かんないだろうけど』

その言葉に双葉は、洸の苦しみにはどんなに自分が想像しても足りないんだと思いながら、

『心の底から分かりたいって思うこの気持ちじゃ そんなにダメ?』



と、さらに一歩踏み込みます。
洸は、そんな風に踏み込んでくる双葉たちのことを「こわい」と言うんですが、、それって… 私達のこと大事に思っていて、失くしたくないからこわいんだ!と双葉は思うんです。そして、『洸が何かに夢中になったり心から笑ったりしても 誰も責めない。もしそんな奴いたら 私がぶっとばす』 と。

それを聞いた洸が、自分の気持ちに気づきます。

………なんだ そうか 俺は 何かに心が動いたり 心底笑ったり 毎日に意味を持ったりするのを 許されたかったんだ

双葉を抱きしめる、洸の目からも涙が。(ここは是非実物を!)
そして、本当はこんな嵐みたいなものを待っていたのかもしれない… と思うんです。

泣いているとは思わず、離れようとする双葉に洸は。

『まだ離れんな』



見えないように泣いているんだと気づいた双葉は、支えになりたいと思いつつ、泣いたあとの顔が見たい!というよこしまな気持ちが入り乱れます。
分かるよ、その気持ちw

だんだん心の距離が縮まってきたところに、楽しい楽しい夏休みに突入!!

双葉一行は、夏の思い出には欠かせない花火大会に出かけることに。ここで、浴衣で気合い十分の悠里が勝負に出ます!

きっかけは、双葉が偶然会った冬馬くん(双葉が事故で股間を握った相手)。双葉が彼に呼び出されるのを見た洸が超不機嫌になり、勘の良い悠里は洸が双葉を好きなんじゃないかと気づくんです。

そして、双葉への嫉妬で嫌な自分になる前に告白しようと決める。そんな悠里の決意が大変潔く男らしくて惚れます!!

まさかこんなに早く告白するとはびっくり。もう少し三角関係でギクシャクしたりモメたりするのかと思ったら、悠里の恋路にあっさり結論が出ちゃいました。

そんな花火大会の帰り道、洸と帰る双葉が、昔一緒に行く約束をした夏祭りのポスターを見つけます。それを見ながら、洸が言うんです。

『7時 三角公園の時計のとこ』

あの日の約束が再び!!で4巻終了。(詳しくは1巻を!感想はこちら

4巻も充実してたなぁ…。
双葉と洸が土手で語る場面、良かった!
教室で照れ隠しする洸、萌えた!
踏み切りで「すき」の練習する双葉、かわいかった!
掲示板の前でヒゲじいになる姿、ときめいた!
咲坂先生は、キュンなツボをつくのがなんて上手いんだろう。。。神業。

考えてみたら、土手周辺はリバーサイドという横文字に変換されてマンションがおっ立って消滅、踏み切りは渋滞解消と土地活用のための高架化&地下化で消え、街の掲示板はメールに取って変わられ、自分の高校時代に見てきたものとは色々違うんですけど、だからこそ余計に萌える!

さらに言うと、私はずーっと女子校だったので、全ての場面にひとつも実感がない。
授業中に思い切り鼻をかんだり(もちろんオ◯ラも日常)、ところ構わず着替えたり、XXXな会話も大声で出来ちゃう、女子校という名の極楽浄土。男子を巡る争いとは基本無縁の、友情&ピースな暮らし。一度知ったら抜け出せないほど快適な、恥じらいも遠慮もないスーパーフリーな生活を営んでいた人々に対して、咲坂作品は、妄想の中にしか存在しえない理想の高校ライフを差し出し、極楽生活を捨てて地獄(何かに気を遣う生活)堕ちしてもいいッ!!と、まさかの極楽捨てを叫んでしまうほどのキョーレツな青春萌えをくれるんですよねー。そして、今更どうしようもない羨ましい気持ちを抱えて生きていくのだわ。生まれ変わったら共学へ行くぜ!という誓いとともにw

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階段での田中先生のセリフは、さすが洸の兄。
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この記事へのコメント

ゲボ犬さんへ - コミックボブ - 2014年02月15日 18:20:30

ゲボ犬さん、4巻は切なく悲しく、でも希望のある巻でしたね(>_<)

この頃は、双葉も洸も体当たりで、今より勢いがありましたね。
今はちょっと、空気を読むようになったというか…大人になったというか…(^_^;)

> 咲坂先生の神業!スゴすぎです~!!もうきゅんのツボ、ドスドス押されまくりで、ほんとに咲坂先生何者ですかー!もはや神ですな…\(~o~)/

すごかったですよね~!
~4巻くらいは本当に、このマンガどうなってるんだ…と単行本を持つ手が震えたもんですw
これから、どうなるかな~。またこんな感動味わえるといいですね(>_<)

- ゲボ犬 - 2014年02月03日 12:02:33

ボブさん、目頭にきました…(;_:)
コミック4巻読んで泣き、ボブさんの感想読んで泣き…

私も、4年前に他界した母が病院で弱っていく姿を見ていた経験があるので、洸くんの想いとすごくリンクします…(;_:)
その洸くんの閉ざした心を一生懸命開こうとするいじらしい双葉に対しても、目頭が熱くなりました(;_:)

そしてそして、ボブさんのコメントに、激しく、激しく同意です!!!
咲坂先生の神業!スゴすぎです~!!もうきゅんのツボ、ドスドス押されまくりで、ほんとに咲坂先生何者ですかー!もはや神ですな…\(~o~)/

描かれている人物も景色もすべてに萌えます(*^_^*)青春だー(;_:)

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