テラフォーマーズ 6巻

テラフォーマーズ 6 (ヤングジャンプコミックス)
変えられないオレの 習慣だ
テラフォーマーズ6巻。待ちわびました。書店の開店を待てず、朝イチでコンビニで買うほどに!さて、6巻の表紙はマルコスですが、主役は慶次です。そして内容は、艦長VS、ミッシェル兄貴VS、燈VS、バグズ型ゴキ!というタイマンの大勝負が目白押しですが、主役は慶次です。(2回目)
開く前にまず表紙!予想通りマルコスですね。…このグラビアアイドルチックなポージング何…????その上このやんちゃでチャラいスマイルがクッソかわいすぎて悩殺されたんですけどッッ!!もしも彼が歌手ならCD30枚買っちまう!!ポスター欲しくて発売日にTSUTAYAに並ぶ!!!くそー。マルコスめ。4巻のアシモフの兄貴の豪快なスマイルも良かったよ。でも、このいたずらっ子キューティースマイル☆の前にはひれ伏すしかない私です。 それでだな、恒例のカバー裏である。ウッキウキとカバーを外し…うっはーーごちです!!なるほど!!このポーズの意味が分かりました。なんにせよかわかっこいい。あまりに表紙を見つめ過ぎて、この人差し指折った姿もスーパーかわいいんだけど、このままグーに握ればニャンニャンポーズじゃねーか…!!と妄想(ドキドキドキドキ くっ自分の脳内のマルコスに萌えちまうッッ!!でもそんな発想した事がキモくて同時にブルブルもしました。なんでこんなに表紙だけで悶えさせられてんの。。もうただの萌え豚野郎です すみません。。
気を取り直して、本題に入ります!
穴の中に落とされた艦長と慶次とバグズ型ゴキ2体。うち1体は、艦長の愛しいあの人の能力を移植したカイコガゴキ。何度見てもイエティのような外見が不気味過ぎる。艦長の「なあ、ゴリラ?」のセリフに号泣させられたのは、5巻の事でした。。もう1体は、タンパク質を過剰に摂取したゴリマッチョなゴキ。マルコスにこいつの捕獲を任された、慶次の戦いの行方は
6巻冒頭は、慶次の生い立ち・過去エピソード。過去エピが死亡フラグという遣る瀬無いマンガなので、なんだか微妙な気持ちです。
本土から、実家のある島を見る。漁船の明かりが島を囲む。これが、彼の原動力。いくらなんでもささやかすぎる…。この凡人には理解できないからこその慶次なのだが…。
慶次は地味なボクサーだった
納得。
七歳から毎日走っていた 友達は少なかった
それは、島へ帰る最終のフェリーが4時半出航だったから。
十五で本土のジムに入り 以来 休まず サボらず 迷惑かけず……
勝ったりたまに負けたり
周りが『そういやコイツずっと居るなあ』と思って慶次を振り返ると
ベルトを巻いていた

すげwwwww こんな生き方、かっこよくないわけがないっっ!!!!ちなみに慶次は、中学の成績はオール3だったそうです。体育も。努力は才能を超える、という例えとして、ウサギとカメ以上に適したエピソードですね。
そして、毎週毎週本土から島へ帰る。
『母さんが居ンじゃん』
島に残っている病弱な母親のため。ご飯まで作るんだ、この孝行息子は。
これが慶次のずっと変わらない習慣だった
その習慣の結果、二階級制覇を達成。三階級制覇も夢物語ではない、と思った時、網膜剥離に侵されてしまう。ここから慶次の人生が一転してしまうんです。あらゆる治療を試すために借金をし、挙句は詐欺に遭い、多大な借金を背負う事になる。。そんな彼の前に現れたのがU-NASA・ミッシェルさんでした。その後は概ね、他のメンバーと同じでしょう。
もしベースとなる生物が選べるなら『目が良い生物にしてくれ』と言った彼の能力は。
鬼塚慶次
『マーズランキング』8位
M.O.手術 “甲殻型”
-モンハナシャコ-

紋華青龍蝦(モンハナシャコ)!!8位!!めちゃくちゃ上位じゃないですか。あの大活躍マルコスより上ってすごい。
シャコといえば、エビに似た寿司ネタ……程度の認識しかない私ですまない。シャコはその視力の良さが尋常ではないらしい。飛び出した目は可視域が広く、さらには紫外線も赤外線も、電波も見えているのだそうな。しかも、人間は三原色を認識するけれど、シャコはなんと十二色!これなら慶次も満足だろう。
そして、彼が闘う動機が『出来たばかりの素敵な友達を護るため』『もう一つは只の 変えられないオレの
慶次はゴリマッチョの当たったら即死しそうな強烈なパンチを躱し、潜り、ボディに打ち込んでいく。おぉ楽勝じゃんと思いきや、やり合う最中に亡き母を思い出し涙ぐむ慶次。その視界が霞んだところに、ゴキの拳がメガヒット。吹っ飛ばされ壁に叩きつけられてしまう…。……。
ここで、慶次を殺ったと思ったゴキが、次なるターゲットとして小吉を見やる。のですが…『早まるなよ まだ経ってないだろ』。言われたゴキの背後で、慶次が体を引きずるようにしながら、ゆっくりと立ち上がる。ゴキブリ達は知らない。
『ボクサー』を 知らない

右眼をやられ、利き腕の左腕は折れて(?)動かない。モンハナシャコは、視力に頼りすぎて眼をやられるとたちまち戦意喪失するんだそう。故に、右眼をやられたにも関わらず立ち上がったのは、鬼塚慶次 本人の特性
この後、ハイキックまで食らいまた吹っ飛ばされるも、立ち上がる慶次。その理由が、「慶次」と仲間達が名前を呼んでくれたから…そして、マルコスに「頼んだ!」って言われたから…おおい!その相変わらずささやかな理由にパンチくらいそうな程涙ぐんでしまうよ!!!
そして、闘いの結果は。

その渾身のパンチをボディにブチ込んでKO勝ち。シャコは視力が優れているだけでなく、海中最強のハードパンチャーとして知られており、その力は水槽のガラスを叩き割る程だとか。ここでいつものアレです。それが人間大になったら?水の抵抗がなかったら??その威力たるや…!!!ってことで、慶次の勝利。
そして、隣でカイコガゴキと闘う艦長はというと。

つえぇぇぇぇーーーーーー!!!!!マルコス曰く「(ゴリマッチョより)あいつの方が強い」はずのカイコガゴキを、事も無げにノックアウト!しびれる!!!!表紙を見てマルコスに浮気しましたが、やっぱりボクには艦長が一番ですッッ!!!!
艦長に始末されたカイコガゴキ。闘いの最中に、ちょっと気になる行動をしました。空に石を投げて、誰かに何かを知らせるような… その合図に誰かが応えてくれるのを、待つようなそぶり。。あれはなんだったのか、、、と艦長が思っていたその頃
ロシア班はピラミッド内部を探索。どうやらそこはただの物置きのようなのですが、思わぬものを発見しました。それは、バグズ1号が火星に飛ぶ前の、無人衛星。その衛星から抜き取られた燃料ボックスに、嫌な予感がします…。
そしてその予感は的中。抜かれた燃料は爆弾となり、地上に残った1班メンバーの下に落下!!!!爆破による衝撃と共に、辺りは火の海に。モブ数人がこれにて死亡したもよう。。。しかもこのタイミングでマルコスやジャレッドの薬が切れてしまい、そこへまたもやバグズ型ゴキが現れるという、天国まっしぐらの展開。ジャレッドなんてそのゴキに足と指先切断されてるし!!!何この絶対絶命!!!!
夜空がキラリと光り、また爆弾が落ちてくる!?と思ったら、その弾丸のようなものはマルコスの前に立ちはだかっていたゴキブリにヒットし、粉砕。飛んできた先には。
アレックス・カンドリ・スチュワート
『マーズランキング』12位
M.O.手術 “鳥類型”
-オウギワシ-

アレーーーーーックス!!!!!!!次々に投げ込む球のひとつに、マルコスの薬が括り付けられていて、マルコスも再び能力を発揮。もうこのメキシカン2人が最高!!メキシコ行けばこんなイケメンが沢山いるんですか?そこはイケメンパラダイスですか??この2人が志願してこの計画に参加していなかったら結構ヤバイよねってくらい、戦力も顔面偏差値も上げまくるお2人。きっと女性読者も増えているに違いない。
一方、足を切り落とされたジャレッドが対峙するのは、オスカー像かというほど全身が光り輝いたゴキブリ。ニジイロクワガタ型。きめええええええ!!!!ww 歩けないジャレッドを尻目に、そいつが虫籠に近づき開けようとしたその瞬間、空から舞い降りてきたのは燈とミッシェルさん。加奈子ちゃんが運んできてくれたYO!!!!!!

ようやく合流!!!!!!!!
これでちょっとは安心!と思いたいのに、ここまでに、人間側の裏切りを示唆する内容がたくさん出てきました。そのうちの一つが、ピラミッドでアシモフ班が見つけたこれ。

そこには、本艦のどこに薬を格納した倉庫があるのか、高速脱出機がどのように飛び出すのか、そして、脱出機の操縦方法や、薬を注射することで人間が変身できる、といったこちら側のあらゆる情報が描かれていました。それは、ゴキブリにその情報を提供している存在がいるという事。それはどの国なのか…。“ファイター”の成果をかすめようとする “スニーカー”の存在。食用のカイコガがたった20年で空を飛び、脚が人間の指の形になるほど進化を遂げた理由。もう謎めきすぎて私の脳ミソで考察できるレベルをとうに超えた…。
話を戻します。
合流した2班は、燈がマルコスのもとへ、ミッシェルさんがジャレッドのもとへ。そこで、燈VSオケラ型ゴキ、ミッシェルさんVSニジイロクワガタ型ゴキの闘いに。「休んでろ」と足を切断されたジャレッドを気遣うミッシェルさん。
ここで、意外にもジャレッドが叫ぶ。
『オレもアメリカ人なんです…!!!』

ジャレッド達も、うすうす気づいていました。ゴキブリが自分達を戦略的に攻撃してきた
『死んでも敗けたくないんです!!!』
そうだ敗けるな!!!!!!!(涙)唐突にジャレッドの熱い思いに触れて正直驚いた…!!彼は、全くかっこよくない変身後の姿を密かに哀れんでいたキャラでした(すまん)。こんな熱い想いが噴き出すとは…無くなった足は元に戻ることはない、こんな命の瀬戸際で、真っ直ぐな感情に突き動かされるアメリカ人のヒーロー魂に胸打たれた!!!!その想いを受け止め、『頼むぞ 協力してヤツを倒す!』と言ったミッシェルさんもイイ!
ジャレッドの能力はシャチ(サメじゃなかった)。シャチやイルカは、自分が発した超音波のはね返りで物体の位置と形を特定する “反響定位” と呼ばれる方法で魚の位置を特定し、捕食する事が知られています。その力で、炎を映して保護色になったニジイロクワガタ型ゴキを探し出す。ゴキがいたのは

見つけたと同時にミッシェルさんの飛び蹴りが炸裂!!!兄貴は耳が良いので、超音波を聴いてゴキの姿を捉えたようです。居所さえ分かれば、こんなゴキに手こずるミッシェルさんではない!!!ところが、頭突きをくらわされたり、クワガタのホールド力で抱きしめられたり… そんな簡単じゃなかったww なかなか見ごたえのあるバトルでしたが、最後は。

顔面爆発。

この力はチートwww
さて、マルコスの助けに入った燈とオケラゴキの闘い。
もーアカリンの攻撃がスタイリッシュすぎて表現できない!!!www 表現不能の棒術が華麗でございました。

燈の戦い方って知的ですよね。ミッシェル兄貴が
ところが、ついさっきまでバトン部もびっくりな華麗な棒さばきを見せていた燈が、怒りで暴走。兄貴と見紛う筋肉バカ攻撃に。

うおおおどうした燈!!飛んでるオケラゴキに飛び乗って羽根引きちぎるとかマジでワイルドだぜ!この暴走を止めたのは、艦長とミッシェルさんでした。艦長!穴から出てきたんですね!!!
合流したことで、どうにかゴキを殲滅した1班と2班。その頃地球では、このプロジェクトの参加国の首脳会談が開かれようかというところ。そこに、我らの一郎とおぼしき人物が…というところで6巻終了。
5巻は読了とともに仕事が手につかないほどの慟哭に襲われましたが、6巻は慶次に始まり、艦長も、マルコスも、死んでも敗けたくないジャレッドも、ミッシェルさんも、燈も勝利!!!!5巻の悪夢が少し薄れ、かすかな希望を持ちたいところですが、ゴキだけでなく裏切り者の存在が確かになり、そっちとのバトルも決定付られました。どうすりゃ生きて地球に帰れるんでしょうね。こんなペースで薬使ってたら、次の巻でもう薬切れてんじゃないかな。そんな事になったら絶望的すぎるww
キャラクター紹介は加奈子ちゃんと慶次でした。加奈子ちゃんはサッカー選手の父とタレントの母を持つ事が判明。本人は将来有望な陸上選手だったそうです。薬物所持で逮捕って残念な父ですね。生まれつき貧乏ではなく、浮かれて身を持ち崩した系貧乏。しかもそのとばっちりって…うぅ… かなこおおおおお!!!!(涙)160㎝ 42kg、納得のAカップです。
慶次の魅せ場が多かった今巻ですが、マイベストシーンはこれでした。

艦長…かっこよすぎて濡れますッッ!!!
この記事へのコメント
激しく同感同感です!
マルコスの表紙かわいすぎ!
基本的に暗い一面を持つやんちゃな子が好きです!!
5巻は切なさここに極まるって感じでしたが、6巻は少し前向きですね!
なので不謹慎な感情ばかり吹き出してきます(笑)
みんなそれぞれなんて男前なんだ(ミッシェルさん含む)!!
マルコスも可愛いし、燈はバランス取れたヒーローだし!
慶次の、「ボクサーを 知らない」もなんか泣ける!
でもみんながツノゼミやら何やら色々してるなかで
「大雀蜂だけだよ」!!
やっぱ小吉かっこいい!
謎が解き明かされるのも楽しみですが、みんなの背景とか、切なさに触れられるのも醍醐味ですね。
慶次の話とか、小吉とカイコガゴキの戦いとか…。
早くレンタルに出て欲しい!速攻借りてきます!
余談ですが、となりの怪物くんは待ちきれず12巻買っちゃいました!
マルコスの表紙かわいすぎ!
基本的に暗い一面を持つやんちゃな子が好きです!!
5巻は切なさここに極まるって感じでしたが、6巻は少し前向きですね!
なので不謹慎な感情ばかり吹き出してきます(笑)
みんなそれぞれなんて男前なんだ(ミッシェルさん含む)!!
マルコスも可愛いし、燈はバランス取れたヒーローだし!
慶次の、「ボクサーを 知らない」もなんか泣ける!
でもみんながツノゼミやら何やら色々してるなかで
「大雀蜂だけだよ」!!
やっぱ小吉かっこいい!
謎が解き明かされるのも楽しみですが、みんなの背景とか、切なさに触れられるのも醍醐味ですね。
慶次の話とか、小吉とカイコガゴキの戦いとか…。
早くレンタルに出て欲しい!速攻借りてきます!
余談ですが、となりの怪物くんは待ちきれず12巻買っちゃいました!
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6巻まで読了。数百年後の未来、火星で異常な進化を遂げたゴキブリ軍団と、人類戦士たちの激闘を描くSFアクションマンガ。何故か人型のマッチョに進化してるゴキブリたちが、ユ ...
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Re: きゃーーー!! - コミックボブ(管理人) - 2013年09月01日 19:33:43
数少ないテラフォーマーズ仲間としてコメントありがとうございます!m(__)m
300万部以上売れているはずなのに、私の周りでは誰も読んでいないという怪奇現象が起きています。
ここで語れて嬉しいです(>_<)
> 激しく同感同感です!
> マルコスの表紙かわいすぎ!
> 基本的に暗い一面を持つやんちゃな子が好きです!!
>
> 5巻は切なさここに極まるって感じでしたが、6巻は少し前向きですね!
はい!5巻はトラウマになりましたがw、6巻は何度でも読み返して叫びたいポジティブ巻☆
> なので不謹慎な感情ばかり吹き出してきます(笑)
そうですね。不謹慎な感情は時と場所を選ばずに噴き出してきますが、この巻ではいつもより安心して出していける気がしますw
> マルコスも可愛いし、燈はバランス取れたヒーローだし!
> 慶次の、「ボクサーを 知らない」もなんか泣ける!
> やっぱ小吉かっこいい!
マルコスの少年くささがいいですよね。キュン。
燈は火星に来てから戦闘優等生っぷりがすごい(@_@)
慶次は、私のマザコンの概念を覆してくれましたw
小吉はコメントのしようがないほど好きです。
> 謎が解き明かされるのも楽しみですが、みんなの背景とか、切なさに触れられるのも醍醐味ですね。
一人ひとりの背景がしっかり描かれますもんね。その直後に死亡したりするので気が抜けませんが(^_^;)
> 余談ですが、となりの怪物くんは待ちきれず12巻買っちゃいました!
おぉ~!最終巻ですしね!待ちきれないですよね♪
本誌では番外編が始まりましたが、そのまとめが13巻として出るようですよ!
そちらも楽しみですね♪