アオハライド 別冊マーガレット 2013年08月号

別冊 マーガレット 2013年 08月号 [雑誌]

今日の洸 ヘンだよ…



なんだか久々なアオハライド！若干上向きな展開になっていた記憶がありましたが、読んでびっくり。そーだった冬馬が告白の返事待ちだったとか、洸と小湊は気まずい雰囲気なんだったとか、読んでやっと思い出しました！やばいすっかり忘れていたｗ では二ヶ月ぶりのアオハライドの感想まいります！

双葉が洸への未練を断ち切ろうとする今月。
フラれたのに相変わらず洸のことを考えてしまう自分に、このままでいいはずない！と喝を入れる双葉。

『もっと17歳を満喫しなければ！』

その決意を行動に移していくのですが、まずは洸との接点を減らしていこうとする作戦。委員会へわざと一緒に行かなかったり、そんな些細な事から変えていこうと努力する。うんうん、そういうの大事だと思うー。やっぱり小さくてもいいから行動に移さないと、せっかくの決意が消えちゃいますからね！

双葉がそんなことを考えている一方で、洸は。
洸の家で気まずい別れ方をして以来、微妙な空気の小湊と洸。なんとかしなくちゃと思いつつも洸を避けてしまう小湊は、珍しくちょっとウジウジして、たまたま声をかけた修子相手に愚痴めいた発言をしてみたり、らしくない行動。かたや洸は、ちゃんと話をしようと自分から小湊に働きかけます。洸のこういう真っ直ぐさが素敵だ。 そして小湊と二人になり、『最初は全然分かんなかったんだよね　お前が言った「そういう楽の仕方すんな」って意味』と切り出す洸。でも、この間保健室でその意味が分かるような出来事があった、と話し始めます。病院を思い出すから消毒の匂いが苦手、だから保健室も苦手で、貧血で保健室に運ばれた時もしんどいなーと鬱々とした気持ちになっていた。そこへ偶然ケガした双葉が入ってきて、そんな洸のしんどい気持ちには気が付かずに、「女子かっつーの」と軽口をたたいて自分の手当てをし始めた。そんな双葉の様子を見て。

『俺　めちゃくちゃホっとしたんだよね』



つまり、『自分に起きた辛い事も広く見たらそんな一大事じゃないって思えた…って そんな感じ』。そうか、自分にはおかまいなしに回っている日常の風景に癒されたんだね、洸は。

でもそんな風に気持ちが軽くなると、それと比例するように、母親を思い出す事が少なくなっていく事への罪悪感が膨らんでいく。そこで、成海です。成海に起きた事に便乗して、ちゃんと母親の事を思い出して悲しめる自分に安心していた。だから一緒にいたのは成海のためじゃなくて『自分のためでしかなかったんだな』という洸の結論。

えらいなー。潔いなぁ。結局、自分のためだったって薄々気がついても、なかなかそれを認められないものなのに。ましてや、それを他人に話せないものですよ。素直！洸が素直だ！これは、言いたいことを言うだけ言って、つまんない意地を張って友人との気まずさを放置していた小湊の負けだなぁｗ 気が付いた洸は、成海との関係には決着をつけて、その後に双葉に告白しようと思っている様子。いよいよ？？洸の告白とか考えただけで滾るんですけど！！！今瞬間的に体中の血液が沸点に達した！！ｗｗ

さて告白の返事待ちの冬馬は。
双葉と洸と一緒だった委員会の終わりに、双葉に声をかけます。それに反応して、先に教室行っていいよ、と双葉に追い出される洸がめっちゃ面白くなさそうで楽しいｗｗ で、冬馬です冬馬。なに？と双葉に促されて『今度の休みって空いてる？』とお誘い。耳まで赤くなりながら「少しずつでも俺の事知って欲しい」って乙女か！！！そして「判断材料になるでしょ」ともっともらしい事を言いながら、

『色々言ってみたけど 単に俺が吉岡さんと遊びに行きたいだけなんだけどね』



こっちも素直か！！あー、だめだ。選べない。あみだくじかエンピツ転がして決めたいくらい選べないｗｗ で、双葉の「ちょっと考えさせて」に満面の笑みで『うん！もちろん』って、冬馬はもはや、彼氏というより彼女にしたいコNO.1だねこりゃ。素直だし笑顔だし、もう存在そのものが可愛いくてたまらない。尋常じゃない。本当に、双葉の言う通りこれは才能！！この才能は、年上のお姉さま達にいかんなく発揮したらいいよ。飲みの席で囲まれて、かーわーいーいー♡とか言われて思わず赤くなって、やだー赤くなってるぅ！とかからかわれてＯＬから鬼モテしたらいいよ。

双葉が教室に戻ると、帰ったと思っていた洸が座っている。「小湊待ってる」って、実はこれウソなんですけど、そんなウソついてまで残って双葉に聞きたい事があったんですよね～。

『何話してたの？さっき菊池と　　　』

えーそれ聞くんだ！！意外！ねえ！なんで今日こんなに素直なの！？？その後の「なーにー？気になるー？」という意地悪な双葉の返しにも「まーね」と答える洸。しかも真剣な表情がイケメンで卑怯！（ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ　でも結局「なーんてうっそーん」とか言っちゃうんですけど。洸なので。

帰り道、土砂降りの雨に見舞われる双葉。ずぶ濡れで雨宿りに入ったのはあの神社。
これはもう、彼に会う予感しかしないですよね～。



わああああ私もずぶ濡れになって雨宿りしたい！神社で！素敵男子と！ｗｗここで、あのアイテムが登場。洸が投げつけてきたのは。。。『………… また一回着た体そう着…？』『や ２回 しかも先に自分ふいた』。



なにそれおいしい。と思ったらダメですか？ｗｗ しかも結局その体そう着で頭をガシガシ拭いてくれるって、確かに清潔感的にはアレだけど、雑菌が…とかそんなファブリーズの回し者的な発想は微塵もなくてわたくしとしては大変萌えます！！ｗｗ 双葉が投げ返すの、もったいなー。ここでだな、頭ガシガシの合間にうっかり見つめ合ってしまったり、そんな時に茂みがガサガサ音をたてて双葉をビビらせて洸に抱き付かせたりして、もう本当に色々お　い　し　い　で　す！！！ありがとうございます！！！

ビビる双葉の前に出て来たのはタヌキ。。。もーーーータヌキ！とホッとして怒る双葉。安堵してふと我に返って、洸に抱きついてしまった事に気がつく。もう大丈夫だから離れて、という双葉に洸は。

『やだ』



やだじゃねーよッッッ！！！！！その強引さがちょっとかっこいいとかうっかり思っちゃったじゃん！！！！くっそー学習しない自分くっそー！！！どうでもいいけど、ガサッといえば普通ネコじゃないの？タヌキ出てきたら結構びっくりなんだけど。話題そっちに持っていかれそうな程のオドロキなんだけどもｗ

洸のイケメン行動にうっかり流されそうな私ですが、そこは、双葉の意思は結構固かったｗ 「離して」と洸を突き放すと、洸は自分は好きじゃなくても自分の事は好きなままでいてほしいんだと、ばかにしないでと、きっぱり。そして、

『いつまでも洸を好きでいると思ったら大間違いだから！』

と言い放って雨の中走って帰ってしまう…。ああ…チガウんだ。本当は洸だって君の事が好きなんだ。分かってくれとは言わないが、そんなに洸が悪いわけじゃないだろ。…いや、悪いな。これまでの行いを考えたらこれは自業自得以外のなにものでもないですね。でも、しょうがないと分かっていても、このボタンの掛け違いにイライラするよおおお！！！で、家に帰った双葉は「遊びにいこう」と冬馬へ電話。洸は「話がある」と成海に電話。今度は洸が近づく分だけ双葉が離れるという、距離が縮まらなくてがっくり…な展開で今月は終了。

それにしても、ここで神社とはニクいですよねー。三度目ですよねー。度々出てくる神社とドロケーは、紛れもなく神シーンでした。思い出すだけで震える…ッッ！日本人の大好きな “懐かしさ” と “切なさ” がぎっしりつまったあのシーン。神社と雨なんて、千と千尋の神隠し×となりのトトロ的なシチュエーションじゃないですか！（え？違う？）あのシーンで感じる懐かしさと切なさが自分の記憶と結びついて、音とか匂いがまるで三次元。雨の音が耳の奥で響くような、洸の匂いも本当に紙から匂い立ってくるような、そんな感覚。なんだこれ神！マジ神！！と猛烈感動ゴロンゴロンしました。いまだにマイベストシーンとして揺るぎない！！！あのシーンがあるからアオハライドは素晴らしい！くらいに思っています！！！ついでに、“田中くん” 時代の洸は、髪が短いからか田中先生に似ていて、今読み返すとそこも萌え！！！今ちょっと読み返してみたけど１巻が全体的に神々しいですね。

話が逸れました（汗）えーと、これからは素直に真っ直ぐに感情表現せざるを得ない洸に悶絶必至です。それが楽しみで楽しみで仕方がないよおおおおお！！！！想像するだけで、冬馬にはマジゴメンナサイ・・・・・です。ひねくれた人のかますストレートって、なんでこんなに凄まじい破壊力なんだ…ッッ！！！洸の素直は、別の漫画ですけど、オオカミ少女と黒王子の恭也のかますデレと同カテゴリです私にとって。ではまた来月☆


修子は「馬渕」なのに「小湊くん」なんだって今気がついた。
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