Piece(ピース) 7巻

Piece 7 芦原妃名子 (フラワーコミックス)
折口はるかが生前「便利屋NEO」の岸辺という男に依頼していた仕事ーーそれは、かつて成海と坂田が殺しかけた丸尾を探し出し、手紙を届けることだった。岸辺の店を訪ね、本人から話を聞き出した水帆と矢内だったが、同時に、予想すらしていなかった衝撃の事実を知ることに!ついに「はるかの元彼」にたどり着いた水帆たちは…!?
散らばったピースが集まり始めて、いよいよ真実が明らかになりそうなPieceの7巻。刑事顔負けの執念で"折口はるかの元恋人"を探し続けてきた水帆たちの努力がようやく報われる!?
(発売サイクルが長くて、やや話を見失ってます…)
元恋人探しの過程で、登場人物の過去や本音・裏側といった普段見えない部分がどんどん出てくるのですが、それがまた超暗い!特に皓(ひかる)の闇は、暗さに重さが加わっていて、気持ちがフワフワした時に読むと、重力で一気に現実に戻ってこれます。。
折口はるかが仕事を依頼した"便利屋NEO"という探偵屋を探し出した水帆と矢内は、はるかが依頼したことの全てを聞き出します。
はるかは丸尾という男を探していました。はるかの元恋人はかつて丸尾を暴行し、大怪我を負わせた。そのことを謝罪するための手紙を、はるかは丸尾に渡したかったんです。
丸尾を殺しかける暴力事件を起こしたのは皓です。
ということは、はるかの元恋人は成海皓だ、と水帆と矢内は思います。
それを知った水帆は動揺します。
どうしよう びっくりするくらい ショックだ
成海が折口さんの元彼だって事実より もっとーー
成海が折口さんに"心を"

水帆は今まで、成海は誰にも心を開かないから、私にも開いてくれないんだわ~と思っていたんですね。でも、はるかには心を許していた……。これは、実はふられちゃってた自分にも、勘違いしていた自分にも大ショック。
ところが、これはちょっと勘違いです。
折口さんの彼はアクリル絵の具の匂いがしたはず…。皓は絵を描きません。
そして、丸尾の暴行現場にはもう一人いたんです。 皓のひとつ年上の兄、成海比呂。
二人は幼い頃に、心理学者の母親の異常行動により東京と茨城に分かれて別々に暮らしていました。生まれ持った"本質"が混ざらないように、二人を隔離して育てようとしたんです。
他人の気持ちに敏感でおとなしかった兄の比呂は、家政婦さんのこんな言葉をきっかけに絵を描くようになります。
怒りたい時は怒っていい 泣きたい時は泣いていい
喜びも悲しみも全部 自由に!

感情を抑えがちだった比呂は、描くことで自分を表現するようになります。
月日は流れ、高校生になったある日、茨城で偶然出会った比呂とはるか。
絵が好きで引っ込み思案な似たもの同士の二人は、互いに惹かれあっていきます。
はるかは、初めて比呂の絵を見た時涙を流すんです。そしていつもこんな風に言っていました。
「あなたの描く世界が世界で一番大好き」

折口はるかの恋人は、皓の兄の比呂だったんですね。
比呂から丸尾の事件のことを聞き、怖くなったはるかは比呂を受け入れられず、比呂ははるかの前から姿を消しました。はるかはそれを後悔して、丸尾に手紙を書いたんです。彼女なりの償いとして。
全てのつながりが読者にだけ分かりましたが、肝心の水帆たちはまだ微妙な勘違いの最中です。
神戸にいる比呂を探す皓と丸尾は、神戸に。
そして、皓を探す水帆と矢内・礼美も神戸に来ました。
そしてついに、

水帆と比呂がすれ違う!!やっとか~!長かった~~!これで水帆の誤解も解けるし、何より、折口さんの元彼問題がようやく決着!?
比呂と皓の顔が似てて良かった。あれ?でも似てなかったら、はるかが皓と比呂を間違えて二人が出会うこともなかったし、そしたらこんなことも起きてなかった…?なんだかややこしいですね。
続きは今月26日に発売!半年振りの新刊です。8巻はかなり、クリティカルな内容になりそうです♪
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