鬼灯の冷徹 5巻

鬼灯の冷徹 5 江口夏実 (プレミアムKC)
お地蔵様は閻魔大王の化身である。象に酒を飲ませ暴れさせた罪専用の地獄がある。などなど、今回も実生活で全く役に立たない地獄豆知識を織り交ぜつつ、金魚草コンテスト、シロの一日、地獄定例会議etc.…と盛り沢山でお届けします!
楽し恐ろし地獄ワールド、鬼灯の冷徹5巻!読めば誰でも、地獄も現世(=会社)もたいして変わらないんだな~と地獄が身近に感じられる!?
これは、地獄という企業に勤めるスーパーサラリーマン鬼灯の物語なので(多分)、どこかで見たようなシーンが満載です。鬼灯は閻魔大王の第一補佐官という位置にいて、二人の関係は ゆるい上司とキレ者の部下 を思わせます。
地獄の定例会議ーー
鬼灯たちは、地獄がより地獄たるべくルール改正を推進しています。
例えば、対象者がたった1名の「象に酒を飲ませ暴れさせた罪」の地獄について。
『何をどうしたいんだ何を!?』

必要ない地獄をばっさり切り捨てる鬼灯。古い仕組みにメスを入れ、本質を問う姿は、まるで蓮舫議員の事業仕分けを見ているかのようです。
改正案に閻魔大王は決まり文句の「検討します。」。
鬼灯はそんな大王に新たな地獄を提案。
『会議で「検討する」しか言わない奴の舌を引っこ抜く地獄もあって良いのでは?』
こんな地獄ができたら、日本の管理職はもれなく地獄行きです。こんなに厳しいと、一体どんな人生を生きたら天国に行けるんでしょう?ダライ・ラマとマザーテレサくらいしかいらっしゃらないと思われ…。少なくとも、自分の地獄行きは確定のようですw
さて、そんな鬼らしく厳しい鬼灯ですが、元は人間だったそうです。 子供の頃の名前は「丁」。みなしごでした。丁はある時、村人から雨乞いの生贄にされることになります。
そうすることで収まる人の気持ちもあるでしょうと、解脱した僧侶のようなことを言い、丁は生贄に。
この頃から丁の人格は既に鬼灯で、鬼の素質はばっちり。
『もしもあの世というものがあるのなら、
村の奴らの死後 なんらかのせいさいをくわえる……』

顔はまんまですが、人間時代は頭のツノがありません。
そして、生贄となった丁の身体に鬼火が入り込んで、現在の鬼灯になったそうです。ほら、鬼火+丁、で鬼灯ですよね??
他にも沢山地獄の小ネタが出てくるのですが、今回もっとも驚いたのは、こんな生物が地獄にいること。

なんと、チュパカブラもいます!UMAマニアの方は、死後は地獄も悪くない!?
いつもありがとうございます!ランキング参加中です!

鬼灯は結構熱血だと思う。
- 関連記事
-
- 鬼灯の冷徹 6巻
- 鬼灯の冷徹 5巻
トラックバック
URL :