ちはやふる(26) (BE LOVE KC)好きなんだ 千早が藪から棒になんですが、どうしようもない気持ちです。
つらくて、目の前のページが真っ黒に見えます。
久々のアップがこんな事でいいのかと思わなくもないですが、この巻を読んだ方なら、そこはひとつ広い心で受け止めて下さると信じ切れるくらい、太一派のボブにはつらいです。
読み返して、話をサマって感想書くなんて到底無理(´;ω;`)ウッ…
一方で、突き動かされるように感想を書かずにいられない状態でもあり、そのまんまの気持ちを、どうかシェアさせて下さい。(多少ネタバレです。)
26巻は、太一。
太一の告白。これに尽きます。
告白の言葉。一言の無駄もなくて、ストレートなのに情緒的で、震えた。
痺れるほどかっこよく、たまらなく切なかった。
こんな濃く深く大きな太一の気持ちを、言葉にすると一体どんな風になるのかと、ずっとずっとソワソワ期待していたけど、先生の頭の中ではこんな風になっていたんだなあ。
なんでも持ってるなんでもできる太一の不思議なほどのかるたに対する情熱の出処は、とどのつまりは千早への想いだったのだと改めて気づかされた26巻。
卑怯じゃない自分になりたいとか、逃げないヤツになりたいとか、それは本当の目的にたどり着くためのマイルストーンだったんだ。
あーだめだだめだ。打ちひしがれてなんも言葉が浮かばない。。。
パラパラとめくってみる。(あくまでもパラパラ。読み込むのはまだ無理。)
ああそうだ。太一の背中を押した花野さんも、めちゃくちゃかっこよかった。花野さんの一途な想いがとてもかわいくて大好きになっていたので、彼女の真っ直ぐで正直な気持ちと、いつの間にそんなに本気で太一を想っていたのかと感動するあの告白に涙ぼろぼろ。
なんでこんなに太一が魅力的なのかを考えながらふと思う。絶賛休載中のHUNTER×HUNTERと重ねると(←本気で落ち込むが2時間後には、今再びの焦らしプレイ♡と気持ちを持ち直せる程度にMゴコロが発達してしまった)、新はゴンで太一はキルアポジションだと私は思っているのですが、何故かといえば、人気投票でキルアが1位になるのと同じ理由で私は太一を支持しているからなのです。いつも真っ直ぐでブレなくて壁にぶつかってもその気持ちの強さでワクワクしながら乗り越えていくヒーローよりも、有能で強くてかっこいいのになぜか自己否定的で時に中二臭く悩んだり不器用だったりする人の方を、どうしたって愛してしまうんだ。そういえば2人とも実はサラブレッドだとか、母親に間違った溺愛をされているとか、どーでもいい共通点も見つけてしまったりなんかして、そんな風に妄想が飛躍して楽しくなった結果、今、H×Hを無性に読みたい。読んでこの陰鬱な気持ちを吹き飛ばしたい。
最後の最後。
ここでぶっこむのかキスシーン!と驚きと興奮の26巻フィナーレ。千早のファーストキスの相手が太一だという事でほんのちょっとだけ、溜飲が下がったのは私だけではないはず。
千早の恋愛に、何かひとつくらい、太一の爪跡が残って欲しいじゃないか!!男としての!!どうせなら、かする程度で済ませずに、もっとがっつりいけば良かったのに。。ついでに、これが千早のファーストキスじゃなくても別に構わない。新より先、という事実だけが私にとって重要なので。そしたら千早は、新と今回と同じこういう何かがあった時(←ハッキリ言いたくない)、嫌でも太一を思い出すはずなので。えげつない考えですか、ええ、そうでしょう。でもいいんです!綺麗事を書く心の余裕なんて千早の「ごめん」で消し飛んだもんッッ・゚・(ノД`)・゚・
あーつらい。つらい。つらいよぅ。私が今どの位太一に幸せになってもらいたい気持ちかを表すのは難しいのだけれど、例えばある日、やる気なく会社の敷地内を歩いていた時に一冊の黒いノートを拾ったとして、それは名前書くと死んじゃうあれではなく、マンガ神が落としたストーリー展開に影響を及ぼせる不思議な力を持つノートであり、そこに名前を書かれたかませ犬はヒーローを完全下克上してヒロインとハッピーエンドになれるのだとして、でもそのノートには1ページしかなくておそらく1人の名前しか書く事しかできないのだとした時に、戦いにはついていけず恋にも敗れ国民的かませ犬として名高いヤムチャも、南を甲子園に連れて行けなかったかっちゃんも一切見なかった事にして、微塵も迷わず真島太一と書きます!という位、太一の幸せを願っている。
太一のバッドエンドの予感に満ちていますが、でもこの先、太一と千早エンドにならないとも限らない、と自分に言い聞かせてみる。だって、思い起こせば今日の千早があるのは太一のお陰で、それに千早が気がついたら、いつも身近にいてくれた幼馴染がいつの間にか最も大切な人に変わる、という少女漫画の王道になるから。ただしそれは、余程上手く展開させて頂かないと、千早が易きに流れた感が否めなくなる危険と隣り合わせです。
話としては、新と千早がくっついたらやっぱり美しいんだ。それは間違いなく王道中の王道で、少年ジャンプ的清々しさを持つこの作品にお似合いの展開なんだ。
でも、ハーマイオニーはそりゃハリーポッターでしょ!と世界中の老若男女が疑いもしなかったのに、まさかのロン………という事もあったので、未来は分からないと思うことで心のバランス取っておこうと思う。
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「相談」って肩抱かれたい欲求
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