素晴らしい。
その一言に尽きる。文句などあるわけない。
二次元を愛する→三次元に溺れる→二次元に滾る→三次元に陶酔する→二次元を…の無限ループに突入。おすすめは断然京都大火編!同じ作品を劇場で3回以上観たのは初めてです(←思わず数をぼかしたくなる程通った)。
原作が好き過ぎてアニメすらチラ観で止めたほど、自分の妄想を大事にしてきたのです。それなのに、実写なんて、実写なんて、、、、、、最高。
滾る思いをここで発散します。
佐藤剣心は凄まじいシンクロニシティ。姿形やセリフ回しのみならず、全瞬間・全角度、剣心。なんかもう、和月先生は佐藤健を見て剣心を描いたんじゃないかと思いたくなるレベル。佐藤健の面影ゼロ。ただただ緋村剣心がそこにいる。
京都大火編は剣心以外のキャラも立ちまくりで、脇キャラどもの個性ビンビンのビジュアルも、血湧き肉躍るバトルも興奮極まりました!(伝説の最後編は、、、、でしたが。)
だってもう、藤原真実が憎らしいほど志々雄っ!!発声からしていつもと違う!!(とか言って、藤原竜也の作品あまり知らんが)火炎をバックに金糸の着物を纏った登場シーンは全身鳥肌。これはメイクさんや衣装さんもいい仕事してますねぇ!志々雄とニコイチのメアリージュン由美もなかなかイイ!派手な顔立ちと黒髪の意外なマッチング!
御庭番衆・田中翁もイメージ通りじゃないかっ!!剣心との出会い→語りのシーンは雰囲気あって見入った。しかし、なんたって伊勢谷蒼紫とのバトルシーンが圧巻!!!隠密フゥ~!!なにこの奇跡の60代。
三浦張に至っては、あんなにアクの強いキャラにも関わらず、三次元が二次元のイメージ超える奇跡。愛嬌のあるカスっぷりがスバラシイ!!!関西弁ギラッギラで独特の表情でニヤ~っと笑うあの感じ!!ああもぉそれそれそのセリフはそんな風に言って欲しかった!!です。二次元張は別にイケメンじゃないので、キャラそのままにイケメンな分三次元の勝利。
元気ハツラツ土屋操もいい雰囲気でした!テンポの良い芝居やキレキレのアクションがなんとも爽快!
神木宗次郎はモロでしたね。あれはきっと宗次郎本人ですね。
原作との違いも特に違和感なかったです。京都大火編観るまで原作しまい込んでいて、しばらく読んでいなかったのも幸いだった気がする。
剣心、洗濯物はもう少ししっかり絞るでござるよ、とか。
伊勢谷蒼紫様はもはやギャグ要員ということでいいのですよね、とか。
セリフが「抜刀斎はどこだ」オンリー…!とか。
やっぱ江口一はクールさの中に隠しきれない熱血がチラリしちゃうよね、とか。
影武者の志々雄が声まで似せててワロス、とか。
武井薫どのはズタボロ死にかけの剣心に向かって「殺しちゃだめえ!」だなんてお花畑もたいがいにするでござるよ、とか。
自分は敵を木刀でフルボッコかつ固そうな木箱で敵の頭部を殴りつけて、それ2時間サスペンスドラマなら死因…とか。
船上のシーン、志々雄が一生懸命話しかけてるのに、剣心は薫どの薫どので最後まで会話噛み合わず。いじけモードの志々雄さんは愛すべきキャラ、とか。
ラスト、あれっ竜馬さんどうも!とか。
そんな瑣末な感想を1mmでも持ってしまった自分を嫌いになる。細かいことはどうだっていいんだ。
役者さんと監督と、この作品を作った全ての人に感謝します。
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