さてさて、家→病院ときて、今度は洸の中学校へ立ち寄った2人。平日の昼間だけに、中学生にさぼってデートしている事を冷やかされたりしつつw、会話は洸の中学時代へ。
洸が話したのは、転校初日のできごと。もしかしたら馴染めなかったかもしれない環境に、初めから上手く溶け込めたのは、成海のお蔭だったんだと。既に読者は知っているが、双葉は知らないエピソードを、ようやく双葉も知りました。

当時の幼かった自分を思いだし、あの頃の私にはそれはできなかった、と思う双葉。だから、中学生の洸を助けたのは成海さん。でも今、高校生の洸の支えになるのは私だと、自分が一緒にここに来た理由を思い出します。
ここに来るまで
『超びびってた 』『俺よえー・・・』と言った洸に、
『でも…だから 今私がここにいる!』と胸を張って言えた双葉には、今の自分なら助けられるという自信が見えました。そして洸は、そうだな、ありがとな、と言いながら。
『けど俺だって もっと強くなりたいって 思ってるよ』
ほら 私は この瞬間が見たかった洸が立ち直っていく瞬間。
ところが、それを見たくてついて来たのに、一方で、どんどん強く逞しくなってく姿にさみしくもなる、複雑な心。
いつかすっかり大人になってしまう私達が どこかさみしい

だから尚更 変わっていく一瞬一瞬を 見逃したくない仲間の成長を見逃したくない。分からなくもないけど、でも、やっぱりこの気持ちを「友達代表」で片付けるのは微妙だよ。だって、冬馬にも同じ事を思うかって話です。彼氏の変わっていく一瞬一瞬を、成長を、隣で見ていたくないの?彼氏のそれよりも、友達の成長を間近で見ていたいと思うのなら、好きな相手は彼氏じゃなくてその友達の方だよ、と思いました。
せっかくの良シーンなのに、全ての双葉の言葉に、えっでもあんた冬馬の彼女じゃん…そんな都合よくいくんかい?とつっこんでしまう自分がなんかやだー。酔えなくてつまんないよー。でも思っちゃうのを止められん!だからそろそろ冬馬と別れて私をスッキリさせて!
さて、中学校を後にして2人が向かった先は、洸のお母さんのお墓。
並んで手を合わせていると、双葉がお母さんに向かって話し始めます。自分は今日友達代表でここに来た事、洸には弱いところがあるけれど、強いところもある事。お母さんに安心してもらうために、双葉が伝えたい事をいろいろ。この先、もし洸がくじけそうになったら、、、
『私がこっぴどく叱りつけますので 安心して下さい』
そして、自分だけではなく、心強い仲間が他にもいるから、洸は大丈夫です!と締めくくった双葉。隣で聞いている洸は、なんだかとても嬉しそう。
それにしても、双葉の洸に対する気持ちって、やっぱり友情より愛情ですよね。叱りつけるのも支えるのも、友達でもできる。でも、これまで洸を支えて来た双葉の原動力は、洸を好き!っていう気持ちなわけで、友情で支えてきたんじゃないはず。
それに、もし洸に彼女ができたら、今と同じ距離感ではいられなくなっちゃいます。それが異性の友情の微妙なところ。だから、これからも双葉が側で洸を叱ったり支えたりしようと思うなら、友達じゃなくて彼女にならないといけない。
うーん。双葉は今、洸に彼女ができたらどう思うのかな?洸が、冬馬が現れて自分の気持ちを再確認したように、双葉も洸に彼女ができたらもう一度自覚する事になるのかな?話こじれそうだけど、いっそ、洸が誰かと付き合ったらいいのに。いや、なんかドロ沼だな。そんな展開、私の我慢が限界だ。ナシだ。
さて、お墓参りを終え、みんなの所へ戻る道中。
バスの中(?)で寝てしまった双葉。またか!!この図太さ本当にすごい!!そして窓から入る風の冷たさに寝ながら震えるという器用さ!見かねた洸が窓を閉めようと立ち上がってくれるのですが…そこで。

おい!!羨ましい!!!私にも嗅がせて!!!そして、嗅いでニッコリ笑うなんて、洸はどれだけいい匂いがするの!!!??やられた洸は照れつつ、双葉が食べちゃってる髪の毛を直してあげたり…洸お母さんですw
その時に触った双葉の頬が冷たくて、それを温めるかのように、双葉の頭をそっと抱きしめる洸。その様子は、とっても愛おしそう。洸が双葉を大事にする表現ていつも割と控えめで、ともすれば双葉が気づかない程さりげなくて、、そこが好き!!!で、抱きしめたその視線の先には、例のキーホルダー…うぅ、胸が苦しい。。。
ここでだ。

なんだよおおおおおおおお!!!!洸さん行動色っぽいッス!!!!セクシーフゥ~~~!!!!ここで、双葉が実は起きてたオチか!?と思ったら、本気で爆睡だった事が心から残念です。
それにしても、なんとも優しくて穏やかで温かい時間でしたね。
団体行動を抜け出して、長崎ののんびりした空気の中、思い出の場所を巡る。
そして辛い過去に新しい思い出を重ねていく…。
なんてメモリアルな修学旅行。甘酸っぱすぎる。
さて、戻って再び、小湊と修子と合流した双葉。
今回の行動にやましい事はなかった。だからもちろん冬馬にもちゃんと説明する、と言う双葉ですが、それに対する
『やましい気持ちも?』という小湊のつっこみが素敵です。双葉の「当たり前じゃん」の答えに迷いは無さそうに見えましたが、本人がどう思っていようと、今回の行動そのものが完全にアウトだと思うんだわたし。
(その後修子が、余計な事言うなと言わんばかりに、小湊の脇腹をどつくのがなんかいい。)
双葉が冬馬の所へと立ち去った後、ふらりと洸が帰ってくる。洸を見るなり「私の言ったこと分かってない」「双葉を悩ませたいの?」と責める修子。その言葉を遮るように洸は
『もう自分の気持ち 抑えたくない』と言い、
『悩むくらい可能性があるなら』『奪いにいく』
と宣言。おお、是非そうしてくれよ。誰も止めねーよ。私ら読者、ずーーーーっと待ってるんだよ。2人がもう一度くっつくのをさ。待機状態が長すぎて気が付いたら心の電源切れてしまうわ。いや、もう切れているな。なので、今頃「奪いに行く」(キリッ とかされても、おっせーーーよ!!!と怒りたい気持ちがなくはないですが、肉食化した洸を想像するとたまらんかっこいいなので、この際、もうよしとする!!再起動!!!
小湊のハートを撃ち抜く程イケメン洸くん。そんな洸なら、双葉を落とすのちょろいだろw
打ち抜かれた小湊さん↓

さて、洸と出ていた…と冬馬に話そうと思っていた双葉。
ですが、結局、それを打ち明けるタイミングを逃し続けてしまいます。挙句、遊覧船の中で船酔いだか思い悩み過ぎたのか、なんだか体調まで悪くなり、それを優しく介抱されたもんだから罪悪感で益々言い出せず…。言える場面はあったはずなのに、いざ言おうとすると言葉が出て来なくなる。
いよいよ菊池くんに 言えないような事をしてしまったんだ
なんで

なんでなんでってあんた!答えはひとつじゃないか!!あー複雑な気持ちです。冬馬つらすぎる展開。そして、冬馬かわいそうと思うより先に、いつもコメントを下さる「冬馬派です!」というみなさんの事が浮かび胸が痛いです。。
双葉が悠里と電話した時に、抜け出している事を知った悠里が大声で反応してしまったんですよね。その叫びが隣にいた内宮くん(冬馬と電話中)に届いてしまい、それが冬馬に聞こえていた…とかで、きっと既に知っているんだろうな~と思っていたら……
『…菊池くん知ってる』と悠里。あー、やっぱり知っていたか……という場面で今月は終了。
冬馬つらいですね。ついこの間キーホルダーで上がったと思ったらこれかよ。。洸派のいち読者として、今のこの展開は望むところでありますが、冬馬に感情移入して読んだら今月は(も)とんでもなく切ないですな。
冬馬にしてみれば、洸と抜け出したことを知っている、と言ったら双葉にどんな反応をされるのか怖いでしょうし、責めてしまおうものならそのまま別れることになりかねないですし、こうして知らないフリをして微笑むしかないですよね。付き合い続けたいなら、問いたださず話してくれるまで静かに待つしか道がありません。
しかも、問いたださないのは計算ではなく、本当に双葉を信じようとしているからなんじゃないかと…。そんな誠実さと優しさがたまりません。。。惚れた方が負けって真実だ。心臓がチクチクする。彼は本当にいい人で不幸になるのを見たくないけど、少女マンガでは、いい人は振り回す系の男に勝てないものですよね。冬馬…(合掌)
奇しくも、洸が成海に優しくて双葉に残酷になってしまった時のパターンを、今度は双葉がやっている。付き合って、キスして、抱き合って、キーホルダー交換して、直後にこれかよ…っていう。。洸を思いやったばかりに冬馬に残酷になってしまった。冬馬が知っているんだと知った事を双葉がどう冬馬に伝えるのか(分かりづらい)。来月か再来月か分かりませんが、想像するだけで憂鬱な気持ちです。。
ところで。
実写化の広告を目にする機会が増えましたが…何度見ても、洸がイメージと違うような。。洸役の俳優さんには申し訳ない気持ちだけど、私のイメージではなかった。。
青年マンガの実写化はハズレ少ないですけど、少年・少女マンガは若干難しいように思います。少年マンガは、特有の世界観とか、二次元だからこその設定や描写が、アニメには◎だけど実写になると苦しい気がするし、少女マンガは、中身がただの恋愛ドラマなだけに、キャラ命(=キャスティングが全て)なので、それを外すと台無し感が否めません。
がしかし。少年・少女系だと、るろ剣、図書館戦争の実写は大満足でした。(どちらも偶然、飛行機の中で見た。)健・剣心も、岡田・堂上も、かっこよすぎて悶えた。本家のヒーロー感を損なわないばかりか、割増感さえあって震えた。機内食どうでもよくなったw この2作品・2キャラは、手出し(実写化)すんなよマジで…と映画業界にガン飛ばすレベルで愛していましたが、今では、監督さんクソありがとうございましたあッッ!!と全力で床に頭をつけてお礼を述べたい気持ちです。後日、るろ剣は「佐藤健なら読者も納得だろう!と確信が持てたから実写化した。彼がいなかったらしていない。」みたいな事を監督がおっしゃっている記事を読み、深く頷きました。
すみません、アオハと何も関係ない事に熱くなってしまいました。しかも、なんかアオハ実写化をdisった風になっちゃいましたが、そんなつもりは毛頭ないので!引き続き、わたくしは原作を温かく見守りたいと思います!
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本田翼ちゃん、HONDAのバイクが名前の由来とかいってマジ熱い。。