 | - 田中メカ
- 発売日 : 2012/10/05
- 出版社/メーカー : 白泉社
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私は 絶対に 幸せにするキスよりも早く、ついに最終巻です!これまで色んなすったもんだがあったようで、実は常に甘々ラブラブな展開を繰り広げてきたこの作品。キス早における波乱は、スイカに塩で甘さ倍増!の仕組みと同じため、波乱にドキドキしない珍しいマンガでしたw
では、最終巻の感想を☆
なんと婚姻届が出てなかった!という衝撃の事実で終わっていた前巻。大ショックで駆け込んだ叔父・智之宅で文乃は意外な言葉を聞くことに。
『オレ知ってた!』笑顔で告白したトモくんに、文乃は驚きの絶叫。
現実問題、入籍に伴う各種手続きの煩雑さや生活への影響度たるや、相手が高校生という枷がなくとも、子供できるまでいっかーと先延ばしにしたくなる程。。。紙出すのは卒業してからで、という先生の判断はベストかと思われます。もちろんそれは文乃も理解するものの、じゃあ言ってよ!

という怒りがおさまらない。
直接話がしたくて学校でなんとか先生をつかまえようとするんですが、監視役・翔馬に阻まれ全く話せず。
同じ時、トモくんが学校に乗り込んできて先生を屋上に拉致。そこで先生の本音を聞き出そうという魂胆なんですが。
『彼女の意志で出て行かれた以上 僕から彼女を追いかけることはありません』と。そして、運悪く文乃もそれを聞いてしまいうのですが、聞かれたことに先生が動じることもなく…。この言葉に込められた先生の気持ちを知る由も無い文乃は、
私から手を離したらすべてが終わる その程度の気持ちだったの!?先生の言葉に傷つきその場から走り去ります。それを追うのは、先生ではなく翔馬。
そして、追いついた翔馬は泣いている文乃を見て思わず抱きしめてしまうんですが、、、お似合いだ!ビジュアル的にはこちらの方がしっくり来る気さえします☆
ふと我に帰った文乃が慌てて離れ逃げようとすると…
『僕は君が好きなんだよ!ひとりで泣かせられるか!』
翔馬きたーーーーー!!!
しかも
『遠慮なんてしない 僕と一緒にアメリカに行かないか…?』って、まるでプロポーズのような発言/////// 振り切れると強引なのは尾白兄弟の特徴です。
最終巻でついに翔馬が告白。受験を目前にして愛する先生の弟君から告白されてしまった文乃はショート寸前→白化。まっしろ。もう浪人コースしか見えませんw
翔馬は文乃に告白したことを先生にも報告。
『梶さんに告白したんです。』『今 彼女が背負っているすべての荷物を引き受ける覚悟もあります』 だめだ。もう、翔馬が素敵すぎて一馬先生を応援することはできない。翔馬の幸せを一番に願う。残り数十ページだけどw
個人的な翔馬萌えはまだ続く!
気を取り直して図書館で受験勉強にとりかかる文乃の隣には、監視役兼先生役の翔馬の姿が。ちらちらと翔馬を意識する文乃に気づいた翔馬は。
『うれしいね ようやく僕のことを意識してくれてさ』と心底嬉しそうな表情。なんだよ、かわいいな。けなげだな。たまんないな♪
そこで文乃は翔馬から衝撃の事実を聞かされます。
『転勤だよ 来年度 熊猫高校から離島の高校へ!』なんと先生が離島に行ってしまう。しかも、一緒につれていくつもりがないという…。もちろんこれは、尾白・父の陰謀です。離島の高校教師なんて、訳ありっぽくていいですね~w 島の高校生とのエピソードだけで、作品ひとつ書けそう♪しかし、尾白父、女子高生を嫁にする息子への嫉妬はマリアナ海溝より深そうです。
そこに、鉄平が行方不明になる事件が!
捜索の結果無事に見つかるんですが、この事件を通して、先生と文乃と鉄平は「家族」なんだと翔馬が実感するきっかけになります。
そして、久しぶりに先生と話すことになった文乃は、先生に対する自分の気持ちを確かめて、決心します。
この気持ちひとつで あなたを追いかける合格発表の日。
緊張で笑っちゃうほどガクガクの文乃を迎えにきた翔馬。発表を見に行く道中、文乃は自分の気持ちを伝えます。
『ごめんなさい 翔馬くん あたしのこと好きになってくれてありがとう…!』翔馬には慰めてくれるメグがいるのが救いです。こんな時こそ、メグのありがたみをしっかり噛みしめるべし。
大学に合格した文乃は、合格通知を手に先生のいる学校へ猛ダッシュ!大喜びののち、教材室で二人きりに。そこで。
『先生はあたしの恩人で …好きなひとで あたしの夫でいてほしいひとです…。あたしと結婚して下さい…!』
文乃から先生へのプロポーズ。
今までは先生にリードされ先生に守られてきたけれど、これからは自分が先生を追いかけて幸せにするんだという能動的な気持ちの表れです。
そこで、先生から出てきたのは婚約指輪。
『覚悟してね もう逃げようとしても離さないよ?』
『18歳の誕生日 おめでとう。僕を選んでくれてありがとう…』あ、甘い…!!!この甘さに、これまでの11巻で何度読むことを断念しそうになったか!最後にきてようやく、このベタベタな展開こそキス早!と割り切れるようになりました。そして、さすが最終巻だけあって、“らしさ”がこれでもかと連発されています。
そして、感動の卒業式。
文乃にお礼参りに来た後輩を撒き、ロッカーに隠れる二人。そこで愛を語らい、家の鍵を渡す先生。
ロッカーですよ、ロッカー!その中で抱き合っちゃうわけですよ。やっぱり甘いぜ!!!足元に絡んでいる掃除道具なんて普通はマイナス要素にしかならないだろうに、むしろ、ロッカーと相まって最後の“学校”感が増して素晴らしい小道具に感じますw
卒業の打ち上げも終わり、先生の待つ家に帰宅する文乃。扉を開けるのもドキドキです。
家に入りいつも通り居間の扉を開けようとすると、風呂上りらしい半裸の先生と鉢合わせ!キス早らしい展開、ごちそうさまですw
春には離ればなれ、ということでいつになくしんみりムードの文乃。そのしんみりが逆に、愛を語らうには良い雰囲気を創り出します。加えて、先生のちょっとした嫉妬からさらに空気は甘くピンク色に…!そして、
『好きだよ』という先生の言葉とともにキス。
『……どう?初めてのキスは』と聞かれた文乃は。
『気持ちよかっ…たです……』先生、激萌えwww
ついにここまでたどり着きました!!!
このキスシーンは他のマンガのキスシーンとはちょっと重要度が違いますよね!??一体いつかましてくれるわけ~~?と焦れったい気持ちを味わいながら、ブンちゃん同様我々も12巻までお預けをくらい、このキスシーンに辿り着くためにここまで読んできたわけです。それなのに、このブログでうっかり見てしまい、12冊分の年月が無になる…なんて辛すぎる事故が起きぬよう、あえて画像は載せません。
是非とも実物を堪能しながら存分にニヤニヤして頂きたいです♪
そして迎えた結婚式。

ドレスは尾白父の協力、メイクはダントン家お抱えのメイクアップアーティストによるもの☆みんなの祝福を受けて、全て、納まるところに納まったハッピーエンド!キス早らしい、清々しい読了感です♪
最後は、登場人物の10年後のエピソードが描かれているんですが、愛する翔馬とメグちゃんのゴールインの流れに感涙。
そして、このイケメンは誰でしょう?

面影を残しつつ、叔父さんとまるっきり双子ですね~!
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正解は鉄平。
キスよりも早く 11 (花とゆめCOMICS)義母・エマの出産により、先生に妹・美留が誕生♡ こっそり美留に会いに来た先生は、絶縁状態の父とはち合わせ! 美留のお世話に来ていた文乃との関係も怪しまれて!? そんな中、受験を控え猛勉強中の文乃に、尾白父から内緒の呼び出しがあり…!?(背表紙解説)今月5日に発売された、最終話に向けて加速中のキスよりも早く11巻です。
プラトニックラブを貫きながらついに11巻まで来てしまったブンちゃんと一馬先生ですが、クライマックスに向けてどんな動きをしてくれるのでしょうか!早速読んでみましょう。
ほんぎゃ~と妹が生まれ、兄となった翔馬(と一馬先生)。
ひょんなことから、妹の美留ちゃんの世話をしなければいけなくなったブンちゃんと先生(と鉄平)のもとに、尾白父が現れてーー
ついに因縁の父子が激突しちゃいました。やはり、このまま尾白父との関係を無視して終われないですよね。
そして、ついにブンちゃんと先生の関係も尾白父の知るところとなり、さてさて、お父上はどんな行動に出るのか!?
ところで、赤ちゃん誕生と言えば、大の大人が赤ちゃん言葉でデレデレしたり、新婚さんなら「僕たちのまだ見ぬベイビーにも早く会いたいね♡」トークが炸裂せねばなりません。
赤ちゃんをネタにブンちゃんで遊ぶ一馬先生を想像したのは私だけではないでしょう。
もちろん、そんな鉄板シーンをスルーするような田中メカ先生ではありませんのでご安心を&お楽しみに!
後日、尾白父は先生に内緒でブンちゃんを呼び出します。迷いつつも、ブンちゃんは覚悟を決めてひとり尾白家を訪ねることに。
『よくノコノコとやって来られたねぇ 尾白の家の名を危険にさらしている残念なお嬢さん?』メガネをキラリと反射させながら言い放つ尾白父。自分で呼びつけておいて随分な発言ですね。
あと三ヶ月したら教師と生徒ではなくなるから、どうか見守って欲しいと頭を下げる文乃に、
『残念だが、君の言葉は何ひとつ私に響かない。そして 私の言うことが聞けないのなら このまま帰すことはできないよ。』厳しいですね~。かつての一馬先生のヤンキー活動を黙殺していた人とは思えません。単に、女子高生を嫁にした息子に対する嫉妬なんじゃないか?と疑いたくなります。そうに違いありません。
そんなわけで、ブンちゃんはしばらく尾白家で暮らすことになります。
この時の、文乃と同居状態になった翔馬の狼狽っぷりにキュンとしますね~。『ただいま!』と言われてこの反応。

ブンちゃんが先生の家に帰れないことになって唯一幸せな人です。かわいい奴め。
一馬先生の捨て身の説得により、大学受験を控えたブンちゃんは、センター試験までの期間、一時帰宅を許されます。
クリスマス、大晦日が過ぎていよいよセンター試験。翔馬や先生に助けられ、無事に(?)試験を終えたブンちゃんが家に帰ると、そこには事件が…
なんと、先生の部屋で出していない婚姻届を見つけてしまうんですね。
がーん。
ブンちゃんはさぞショックでしょう。荷物持って出て行く気持ちも分かります。
が。読者もたいそうショックです!!
だってこのマンガ、「キスよりも早く(結婚しちゃった)」話じゃなかったの!??結婚してないなら、ただの同棲カップルだったってこと!?
じゃあいっそ、キスもその先までも関係を押し進めて、よーく考えてから結婚した方がいいんじゃないの?とブンちゃんに進言したい大人読者代表です。
こうなると、ブンちゃんと先生がキスするかどうか←なんてもう小さい問題ですね。この際どっちでもいいです(笑)
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