ホリミヤ 5巻

ホリミヤ(5) (Gファンタジーコミックス)
ホリミヤ新刊出ました。
本当は、出たよおああああぁうああぁ!!!!!!!みたいなテンションなんですけど、この感情の昂りを適切に表現する言葉が見つからないので、冷やし中華はじめました的な、今年もその時期が来たから始めますよ~というごく普通な感じでスタートしたいと思います。
もしこれから購入して読もうと考えていらっしゃるなら、この先に進まない方がいいのでは…ここで先に読んだらもったいない!という場面があったり、あったり。だから全力で気をつけて下さい!!特に、携帯からだと「続きを読む」がなく、そのまま表示されてしまいます!
ではでは、注意喚起したところで、ここより、ネタバレで感想です!
page.27は、なにかとお騒がせな進藤くんがある日、大量のアメを手に入れたから来ないかと宮村に電話してきた事に始まります。そして宮村は、堀さんと一緒に進藤宅へ向かうことに。
進藤が大量に持っていたそのアメは、ザクロ、いちじく、グァバ、チーズとか残念感のある味ばかりなんです。(普通のはちかちゃんが持っていったらしい)チーズ以外は割と普通な気もしますが…。その残念味のひとつを口に入れた堀さん。宮村に「何味?」と聞かれ、『何「味」!?えっねんど!?』とその味に狼狽する。
そんなやりとりの合間、進藤がくるりと背を向けた時…。


…ちょっ………ここでまさかの不意打ち!!?!?しかも鮮やかに決まったああああ!!本人が斬られた事に気づかぬほどに!!わああああああ!!!!!ああもう、アメ口移しとか発想がエロすぎる。。。宮村がか…かっ……(←かっこいいと言いたいけど声にならない)。実はこのシーン、うっかり読解アヘンで先に読んでしまったのです(私は萩原作画既読→本家を楽しむ、の順)。フライングを激しく後悔しつつ、それはそれは楽しみにしていたので、コミカライズでも無事に読む事が出来てわたくし本懐を遂げましたッ!成仏できます!
ああそれにしても、R指定されていない映画がクリティカルな部分を微妙に隠しているようなストレス溜まる描写!!!クソッ!!!
当たり前だけど、アメってポッキーと違って出ている部分を折ったりできないよね。口の中にある物を移すのって、お互いに “移す” 意識がないと難しいよね。でも堀さん意識なかったよね。だから…それはつまり………ヤバイ、、、この想像、平静でいられないww 叫びたい。今すぐ叫びたい。いや、その前に気が済むまで無呼吸のままゴロンゴロンしたい。今スタバにいてどちらも出来ない事が心から悔やまれる くっ…!
だめだ、想像の蟻地獄にハマる前に断ち切らなきゃ!よし、不味くて掘さんが口からアメを出しかけていたと思うことにしよう。だって一瞬だったし!だから簡単に移せたわけで、決して宮村が堀さんにXXX~とか絶対絶対考えない!答えは分からないし!接触したのか、していないのかさえも明確には分からない!だから落ち着け。落ち着くんだ。ああ、そうか、絶妙に隠されたからこうやって妄想に拍車をかけられてるのか。策にまんまとハマっている。いい!ハマっていい!ニヤニヤできて幸せ!w
すみません。話を戻します。
さて、宮村はそのまま水を取りに立ち、部屋を出ていく。取り残された堀さんはしばしほうけた後、状況を理解して…。

ほんのり赤面。かわいいよぅ。照れる堀さんはいつもめちゃくちゃかわいい。一方、水を取りに行った宮村は。
本当だ ねんど味

おおおおおおおおいっっ!!!スタイリッシュすぎるだろ!宮村がスタイリッシュすぎるだろ!!(大事なので2回)なんだこの「キスは挨拶でしょ?」とか事もなげに言いそうなイケメン的あっさりさっぱり感想!!そもそも感想がアメの味だけとかなに!?せめてちょっとでも思い出し赤面するとかしてくれよおおおおお!!最近の若者はこうなの!?不意打ちでキスかましといてこんなもんなの!?高校生の男子が???!なにそれ!ヒトとして繁殖力心配!もっと、こうさ、あるじゃん!うわ~やっちゃったよお~っ///////// grgrgrgr ていう嬉しくて恥ずかしくてぎゃあってなる感じがさ!問答無用に襲ってくるじゃん!現代は違うの?それとも宮村は違うの?彼の赤面ポイントが迷子だよ!
あー感想が全然先に進まない。このペースで書いたら一体何時間かかるんだ。GW終わってしまう。
次のお話、page.29~30は新キャラ登場です!
堀さん似の1つ下の子・沢田さん。宮村へのつきまといっぷりから、短髪イケメンへと変身した宮村狙いのライバルかと思われました。
ところが。実は堀さん狙いだった。。。
そして始まる、堀さんの奪い合い。

沢田さんはゆり的な感じではないですが(多分)、熱烈な堀ファンで宮村を完全に邪魔者扱い。邪険にされる宮村も珍しく熱くなり、進藤に対するかのような素の出しっぷり。それは、堀さんよりこっちの方がお似合いなのでは…?と思ってしまう程に、宮村が本音全開なのです。しかも実は家が隣同士だった…というありえん展開。
明るくて生意気な沢田さん。ですが、そのキャラとは裏腹に、実は悲しい過去を抱えていました。ある日、鍵を忘れた沢田さんが隣の宮村家に上がり込む事になり、そこで宮村は、沢田さんにはひとつ上の兄がいた事、その兄は1年前に亡くなった事を知ります。うっそー!って感じで終わらせようとした沢田さんがベタに健気で悲しくなった。そして、沢田さんが言う「お兄ちゃん」って言葉がすんっごいかわいいんですけど。なにこの破壊力の高さ。彼女には、妹というポジションが似合いすぎる。
さて翌日。
放課後、堀さんを待つ宮村と沢田さん。そこで沢田さんが男子に絡まれる。そこでまさかの男ギライ(というか苦手)が発覚。話しかけられる程に表情が曇り、思わず、隣にいた宮村の陰に隠れる。。これは激かわだった!!!


やばい!!宮村持っていかれる!!ホリミヤがサワミヤになっちまう!!ってマジでビビった。でも、憎めないどころか沢田さんがかわいくてかわいくて、そうなっても許せてしまいそうで困る。この魅力はなんだろう。私が男の読者なら、堀さんよりこっちに萌える。沢田さんにお兄ちゃんて呼ばれたい。
『沢田はさ 男の人が苦手なの?』
『…………ちょっと』
俺も…男なん…だけどなぁ…
って、やりとりに萌えた。宮村がちょっと困った風なのもいとをかし!!!男は苦手だが宮村はいい……う ら や ま し い!!!沢田さんの中で無意識にお兄ちゃん的ポジションをゲットしていそうな宮村に激しく嫉妬!!!堀さんの彼氏で沢田さんのお兄ちゃんとか、ここへきて宮村の人生がおいしすぎる!てか沢田さんがかわいくて困る!
さて話はpage.32へ変わり、ある日の堀家です。
いつも通りリビングでまったりDVD鑑賞の2人+父。父がタバコを買いに席を外す。と、そこで。
『宮村ってさ 私に何もしないよね』
画面を見ながら言った堀さん。突然の言葉に驚く宮村。堀さんに視線を移すも、堀さんは表情を変えず画面を見つめたまま。そして、宮村も視線を外して聞く。
『何かしていいの?』

うひゃっほーお!!!!!!!興奮で私の中の何かがぶっ壊れた。急にどうした堀さん!!!!赤面かわいい!!!でも、あれ…?こないだのアメ事件は??あれはノーカン?それとも実はしてないの??
さて、言い出しておいて赤面しちゃった堀さんのかわいさに笑った宮村は、その言葉を聞き、『堀さん 堀さんの言う「何か」って何?』と。ああもう、なにその返し!宮村ドS過ぎ萌え!!!!!
そして堀さんの答えを待たずに、ググーッと寄る宮村。わーそのまま行くのか…?(ドキドキドキドキドキドキ 高まる緊張。逃げるでもなくそのまま受け体勢に入る堀さん。
とここで父帰ってくる~。
…………わああああああマジで コ ロ ス !!!!!!!京介コロス!!!!!堀さんに蹴られろ!!!そして骨折れろ!!!
今回は未遂でしたが、堀さんの気持ちが確認できたのは大きな収穫です。もういいのか、まだだめなのか。これは正しいステップで付き合い始めると、しばらく経ってもれなくついてくるお悩みです。普通なら男子が、今どっちだろう…と相手の一挙手一投足をつぶさに観察して、そのサインを見逃すまいと涙ぐましい努力をするものですが、宮村はあっさり堀さんからOKをいただくなんて、素晴らしく幸運ですね。ガシガシと “なにか” したらいい!したらいいのに!!
さて、お次はpage.34。宮村が法事で北海道へ。5日間離れ離れだよーというお話です。
宮村がいない間の堀さんの行動がかわいいんだ。いないのに、いるかのごとくなんだ。お昼に飲み物二つ買ってしまったり。放課後くつ箱のところで待ってしまったり。夕飯の器を用意してしまったり。はーかわゆい。そしてピリリと携帯が鳴れば飛びついてしまうんだ。でも、差出人は宮村じゃないんだ。そんなところがなお一層かわいい。いない事に慣れない感じがたまらない。
そして、宮村はまさかの充電切れで携帯が死亡。あ~ぁって感じなんですが、コレが堀さんを焦らしまくる結果となり、宮村的にはおいしい展開に。
会えないどころかメールすらできずに過ぎた5日間の終わり。宮村が帰ってきた頃に、堀さんは宮村家にダッシュ。同じ頃、自宅で充電完了してメール受信した宮村も家を飛び出します。
そんな2人は、マンションのエレベーターホールで激突。すみませんと謝った相手が宮村で、堀さんだと認識すると。

思わず抱きつく堀さん。ここで憎まれ口か?と思ったら。
『おかえりなさい…』

素直できたか!!ああもう、けしからんかわいらしさ!!
たった五日間が こんなに長かったなんて
私 はじめて知ったよ
(ゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロン ※無言
宮村幸せ者ですねー!でも、実は堀さんの方が幸せ者なのかな。いつも穏やかにそこにいる彼なので、その存在は隣にあることが自然で当たり前。だからいなくなって初めて噛みしめるその大切さ。そんなほんのりキュンなシーンで5巻終了です!それにしても、この2人の距離感がなんだか幼馴染ちっくだなと常々思います。友達より彼氏彼女より、もっと家族に近いんだけど、絶妙に他人という。そんな関係が好き。それにしても、宮村がどんどん、イケメンなのに謙虚なミラクル男子になっていくのだがどうしたものか。最高です。
あーもう5巻読み終わってしまったかー。短い短い短いよう!!!こんなに待ってこれで終わりとかつらい!!ちくしょー!!!そして今回、読み返したら自分の書いたあらすじがひどいww あらすじになってない!だってもう感想が先立ってしまって頭の中がまとまらないのです。うぅ…
あゝ、ホリミヤが好きだ。6巻を待つのがつらい。覚えていたくない。記憶喪失になりたい。
---
地味にツボったのは「邪魔しちゃった?」「はい」のとこ。親相手に認めちゃう宮村の見かけに寄らない大胆さがいい。
進藤が大量に持っていたそのアメは、ザクロ、いちじく、グァバ、チーズとか残念感のある味ばかりなんです。(普通のはちかちゃんが持っていったらしい)チーズ以外は割と普通な気もしますが…。その残念味のひとつを口に入れた堀さん。宮村に「何味?」と聞かれ、『何「味」!?えっねんど!?』とその味に狼狽する。
そんなやりとりの合間、進藤がくるりと背を向けた時…。


…ちょっ………ここでまさかの不意打ち!!?!?しかも鮮やかに決まったああああ!!本人が斬られた事に気づかぬほどに!!わああああああ!!!!!ああもう、アメ口移しとか発想がエロすぎる。。。宮村がか…かっ……(←かっこいいと言いたいけど声にならない)。実はこのシーン、うっかり読解アヘンで先に読んでしまったのです(私は萩原作画既読→本家を楽しむ、の順)。フライングを激しく後悔しつつ、それはそれは楽しみにしていたので、コミカライズでも無事に読む事が出来てわたくし本懐を遂げましたッ!成仏できます!
ああそれにしても、R指定されていない映画がクリティカルな部分を微妙に隠しているようなストレス溜まる描写!!!クソッ!!!
当たり前だけど、アメってポッキーと違って出ている部分を折ったりできないよね。口の中にある物を移すのって、お互いに “移す” 意識がないと難しいよね。でも堀さん意識なかったよね。だから…それはつまり………ヤバイ、、、この想像、平静でいられないww 叫びたい。今すぐ叫びたい。いや、その前に気が済むまで無呼吸のままゴロンゴロンしたい。今スタバにいてどちらも出来ない事が心から悔やまれる くっ…!
だめだ、想像の蟻地獄にハマる前に断ち切らなきゃ!よし、不味くて掘さんが口からアメを出しかけていたと思うことにしよう。だって一瞬だったし!だから簡単に移せたわけで、決して宮村が堀さんにXXX~とか絶対絶対考えない!答えは分からないし!接触したのか、していないのかさえも明確には分からない!だから落ち着け。落ち着くんだ。ああ、そうか、絶妙に隠されたからこうやって妄想に拍車をかけられてるのか。策にまんまとハマっている。いい!ハマっていい!ニヤニヤできて幸せ!w
すみません。話を戻します。
さて、宮村はそのまま水を取りに立ち、部屋を出ていく。取り残された堀さんはしばしほうけた後、状況を理解して…。

ほんのり赤面。かわいいよぅ。照れる堀さんはいつもめちゃくちゃかわいい。一方、水を取りに行った宮村は。
本当だ ねんど味

おおおおおおおおいっっ!!!スタイリッシュすぎるだろ!宮村がスタイリッシュすぎるだろ!!(大事なので2回)なんだこの「キスは挨拶でしょ?」とか事もなげに言いそうなイケメン的あっさりさっぱり感想!!そもそも感想がアメの味だけとかなに!?せめてちょっとでも思い出し赤面するとかしてくれよおおおおお!!最近の若者はこうなの!?不意打ちでキスかましといてこんなもんなの!?高校生の男子が???!なにそれ!ヒトとして繁殖力心配!もっと、こうさ、あるじゃん!うわ~やっちゃったよお~っ///////// grgrgrgr ていう嬉しくて恥ずかしくてぎゃあってなる感じがさ!問答無用に襲ってくるじゃん!現代は違うの?それとも宮村は違うの?彼の赤面ポイントが迷子だよ!
あー感想が全然先に進まない。このペースで書いたら一体何時間かかるんだ。GW終わってしまう。
次のお話、page.29~30は新キャラ登場です!
堀さん似の1つ下の子・沢田さん。宮村へのつきまといっぷりから、短髪イケメンへと変身した宮村狙いのライバルかと思われました。
ところが。実は堀さん狙いだった。。。
そして始まる、堀さんの奪い合い。

沢田さんはゆり的な感じではないですが(多分)、熱烈な堀ファンで宮村を完全に邪魔者扱い。邪険にされる宮村も珍しく熱くなり、進藤に対するかのような素の出しっぷり。それは、堀さんよりこっちの方がお似合いなのでは…?と思ってしまう程に、宮村が本音全開なのです。しかも実は家が隣同士だった…というありえん展開。
明るくて生意気な沢田さん。ですが、そのキャラとは裏腹に、実は悲しい過去を抱えていました。ある日、鍵を忘れた沢田さんが隣の宮村家に上がり込む事になり、そこで宮村は、沢田さんにはひとつ上の兄がいた事、その兄は1年前に亡くなった事を知ります。うっそー!って感じで終わらせようとした沢田さんがベタに健気で悲しくなった。そして、沢田さんが言う「お兄ちゃん」って言葉がすんっごいかわいいんですけど。なにこの破壊力の高さ。彼女には、妹というポジションが似合いすぎる。
さて翌日。
放課後、堀さんを待つ宮村と沢田さん。そこで沢田さんが男子に絡まれる。そこでまさかの男ギライ(というか苦手)が発覚。話しかけられる程に表情が曇り、思わず、隣にいた宮村の陰に隠れる。。これは激かわだった!!!


やばい!!宮村持っていかれる!!ホリミヤがサワミヤになっちまう!!ってマジでビビった。でも、憎めないどころか沢田さんがかわいくてかわいくて、そうなっても許せてしまいそうで困る。この魅力はなんだろう。私が男の読者なら、堀さんよりこっちに萌える。沢田さんにお兄ちゃんて呼ばれたい。
『沢田はさ 男の人が苦手なの?』
『…………ちょっと』
俺も…男なん…だけどなぁ…
って、やりとりに萌えた。宮村がちょっと困った風なのもいとをかし!!!男は苦手だが宮村はいい……う ら や ま し い!!!沢田さんの中で無意識にお兄ちゃん的ポジションをゲットしていそうな宮村に激しく嫉妬!!!堀さんの彼氏で沢田さんのお兄ちゃんとか、ここへきて宮村の人生がおいしすぎる!てか沢田さんがかわいくて困る!
さて話はpage.32へ変わり、ある日の堀家です。
いつも通りリビングでまったりDVD鑑賞の2人+父。父がタバコを買いに席を外す。と、そこで。
『宮村ってさ 私に何もしないよね』
画面を見ながら言った堀さん。突然の言葉に驚く宮村。堀さんに視線を移すも、堀さんは表情を変えず画面を見つめたまま。そして、宮村も視線を外して聞く。
『何かしていいの?』

うひゃっほーお!!!!!!!興奮で私の中の何かがぶっ壊れた。急にどうした堀さん!!!!赤面かわいい!!!でも、あれ…?こないだのアメ事件は??あれはノーカン?それとも実はしてないの??
さて、言い出しておいて赤面しちゃった堀さんのかわいさに笑った宮村は、その言葉を聞き、『堀さん 堀さんの言う「何か」って何?』と。ああもう、なにその返し!宮村ドS過ぎ萌え!!!!!
そして堀さんの答えを待たずに、ググーッと寄る宮村。わーそのまま行くのか…?(ドキドキドキドキドキドキ 高まる緊張。逃げるでもなくそのまま受け体勢に入る堀さん。
…………わああああああマジで コ ロ ス !!!!!!!京介コロス!!!!!堀さんに蹴られろ!!!そして骨折れろ!!!
今回は未遂でしたが、堀さんの気持ちが確認できたのは大きな収穫です。もういいのか、まだだめなのか。これは正しいステップで付き合い始めると、しばらく経ってもれなくついてくるお悩みです。普通なら男子が、今どっちだろう…と相手の一挙手一投足をつぶさに観察して、そのサインを見逃すまいと涙ぐましい努力をするものですが、宮村はあっさり堀さんからOKをいただくなんて、素晴らしく幸運ですね。ガシガシと “なにか” したらいい!したらいいのに!!
さて、お次はpage.34。宮村が法事で北海道へ。5日間離れ離れだよーというお話です。
宮村がいない間の堀さんの行動がかわいいんだ。いないのに、いるかのごとくなんだ。お昼に飲み物二つ買ってしまったり。放課後くつ箱のところで待ってしまったり。夕飯の器を用意してしまったり。はーかわゆい。そしてピリリと携帯が鳴れば飛びついてしまうんだ。でも、差出人は宮村じゃないんだ。そんなところがなお一層かわいい。いない事に慣れない感じがたまらない。
そして、宮村はまさかの充電切れで携帯が死亡。あ~ぁって感じなんですが、コレが堀さんを焦らしまくる結果となり、宮村的にはおいしい展開に。
会えないどころかメールすらできずに過ぎた5日間の終わり。宮村が帰ってきた頃に、堀さんは宮村家にダッシュ。同じ頃、自宅で充電完了してメール受信した宮村も家を飛び出します。
そんな2人は、マンションのエレベーターホールで激突。すみませんと謝った相手が宮村で、堀さんだと認識すると。

思わず抱きつく堀さん。ここで憎まれ口か?と思ったら。
『おかえりなさい…』

素直できたか!!ああもう、けしからんかわいらしさ!!
たった五日間が こんなに長かったなんて
私 はじめて知ったよ
(ゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロン ※無言
宮村幸せ者ですねー!でも、実は堀さんの方が幸せ者なのかな。いつも穏やかにそこにいる彼なので、その存在は隣にあることが自然で当たり前。だからいなくなって初めて噛みしめるその大切さ。そんなほんのりキュンなシーンで5巻終了です!それにしても、この2人の距離感がなんだか幼馴染ちっくだなと常々思います。友達より彼氏彼女より、もっと家族に近いんだけど、絶妙に他人という。そんな関係が好き。それにしても、宮村がどんどん、イケメンなのに謙虚なミラクル男子になっていくのだがどうしたものか。最高です。
あーもう5巻読み終わってしまったかー。短い短い短いよう!!!こんなに待ってこれで終わりとかつらい!!ちくしょー!!!そして今回、読み返したら自分の書いたあらすじがひどいww あらすじになってない!だってもう感想が先立ってしまって頭の中がまとまらないのです。うぅ…
あゝ、ホリミヤが好きだ。6巻を待つのがつらい。覚えていたくない。記憶喪失になりたい。
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地味にツボったのは「邪魔しちゃった?」「はい」のとこ。親相手に認めちゃう宮村の見かけに寄らない大胆さがいい。
Entry ⇒ 2014.04.29 | Category ⇒ ホリミヤ | Comments (20) | Trackbacks (0)
ホリミヤ 1巻~4巻




ホリミヤ(1) (Gファンタジーコミックス)
青春、超微炭酸系!!
一見派手だけど、実は地味で家庭的な女子高生・堀さんと、学校では根暗地味メガネだけど、実はピアスだらけの美形男子・宮村くん。真逆のようで似ているような、二人が偶然出会ったら…!?甘くて胸がキュッとなる、超微炭酸系スクールライフ第一巻!(1巻裏表紙より)
私達は
他人には見せない時間の
共有者になった
ホリミヤ、読んでますか?感想書きたい作品は色々あるのに、頭の中がホリミヤホリミヤホリミヤホリミヤホリミヤホリミヤホリ×∞・・・なので他の事が書けません!!!書き途中の記事を投げ出して先にホリミヤいきたいと思います!!
原作はHERO先生が描いたWEBコミック「堀さんと宮村くん」。そのコミカライズがこのホリミヤです。ちなみに原作はHERO先生のWEBページ「読解アヘン」から読めますので是非検索してみて下さい♪(ありがたいことに無料です。)私は単行本から入り、収録分まで原作を読みました。最後まで読んでる方曰く、この先の展開もムフフのようなのですっっごい読みたいけど我慢…ッッ!!
ここでは、萩原先生によるコミカライズ1~4巻の感想をまとめて書きます!読み返す度、ああもうスクエニ偉大!!!!!ゲームだけでなく漫画まで私の人生に提供してくれる!!!!いや、順番が違うな。HERO先生がまず偉大で、原作を損なう事なく肉付けした荻原先生も偉大で、そんな企画をしてくれたスクエニも偉大だ。全てにありがとう(合掌)
■第1巻
ストーリーは、かわいくて頭も良くて人気者の堀さんと、暗くて地味で目立たない宮村くんの、高校生活を舞台に繰り広げられるボーイミーツガールです。
同じクラスでありながら、消しゴム拾う程度の接点しかない2人。

とにかく、宮村くんが地味で地味w ところが、ひょんな事から学校の外で出会い直してしまう。堀さんの弟を助けてくれた耳にピアスがズラリ…の男子が実は。

堀さんには保育園に通う弟がいて、道で転んだ弟を、助けて家まで送ってくれたある男性=宮村くん。あまりの変わりように愕然とする堀さん。そしてスッピンで手抜きの姿をクラスメイトに見られた事でダブルショック。
仕事で留守がちの両親に代わり、スッピン&ひっつめ髪で弟のお迎えと家事をこなす堀さん(学校では目立つ)。
学校ではメガネをかけ長い髪でピアスの穴を隠し地味に過ごす宮村くん(私服だと目立つ)。
こうして2人は望まずとも秘密の共有者になりました。
さらに、宮村くんには驚くべき事実が。

プールの授業を前に焦る宮村くん。「どうしよう刺青!」って、高校生のセリフとしておかしくね?ww どこかの原住民バリの立派な彫物です。
2人は放課後を堀家で過ごすようになり、次第に距離を縮めていきます。ある時、『私以外の人に 宮村のそういう格好とか… 見てほしくないなー…』と独占欲を堀さんがのぞかせると、自分もそうだと言った宮村は、さらに『この時間は俺だけのものだ って思うし』と答える。その言葉にデレる堀さんがかわいーよお。

そしてここでもデレ。

宮村、無自覚!恐ろしい!この子、デキる子です!
学校帰りにスーパーに寄り、弟のお迎えに行き、堀家に帰り、弟と遊び、堀さんが料理をし、3人で食べて、宮村は帰宅。全然高校生らしくない地味な生活サイクル。友達も彼氏彼女もすっ飛ばして、一気に家族化してしまった2人。堀家のリビングで過ごす2人は、そこいらの新婚さんよりよっぽど落ち着いた空気を醸し出しています。
それがね、結婚5年目夫婦のような安定感の中に、高校生らしい初々しさが詰まっているんだ!安定の中にフレッシュ☆いちご大福状態です。不意に宮村くんが差し出した飲み物を間接キスだと堀さんがドキドキしたり…。

差し出された飲みかけのスタバにこの反応ww 多分、宮村が無自覚にしれっとやるから、余計堀さんがビックリドキドキするんだよな。不意をつかれて。恐ろしいよ宮村。無計算でこれとか恐ろしすぎる!ポテンシャル高すぎ!最長老様のもとへ行って、その潜在能力全部引き出してもらえ!
人気者の堀さんと地味な宮村くん、2人がどうやって距離を縮めていくのか、、というか既に家族化してある意味ゼロ距離なわけですがw、どう彼氏彼女になっていくのか。
修学旅行では、自分をほいほい部屋に上げた堀さんを宮村がたしなめる。「誰でも上げるの?」と聞かれて「宮村は何もしないでしょ?」と答えた堀さん。『なんで?』

と宮村に返されて焦る。わああああかわいい!!!堀さんがかわいい!!!もっと焦って!!!!
こんな風に堀さんを追い詰めるなんて宮村強気っ!!///////// 堀さんもこちらがニヤニヤしちゃうような反応してるしこりゃもうまとまるのも早そうだ♪ と思うのですが、宮村の中には、メガネでネクラで避けられてきた自分に対するコンプレックスがあって、それが彼を縛ってしまうのです。
■第2巻
宮村の9つのピアスと刺青はヘビメタ信仰ではなく、彼の心の傷とリンクしているようです。仲間外れにされていた小学校・中学校時代。その時に作られた自己認識は、友達ができた今でも彼を縛っていて、それが時々、堀さんとの関係や石川君との友情をぎくしゃくさせている。でも、その度に堀さんや石川君が彼に向ける言葉が、厳しくて温かくて正直で本当に救われるんだ。
2巻では、宮村くんが少しずつトラウマを超えていく。こんな展開を2巻で見せてくれちゃっていいの!?テンポの良さはこのマンガの美点なんだけど、もっとゆっくりでいいから!読者が飽きない程度に引き延ばしてもらって、もっともっと長く描いて欲しい。早く終わらせないで~!原作に沿ってるから無茶かorz
堀さんはというと、自分しか知らない宮村に対する独占欲が、彼女の中でちょっと種類を変えていく。レミちゃんという美少女に、冗談半分で「宮村くんもらっていい?付き合ってないんでしょ?」と言われた堀さん。
『宮村は私のだもん!!!あげないから!』

煽るような言い方をされたとはいえ、こんなムキになって宣言するなんて。恋か!?恋なのか!!?堀さんが宮村大好きで超かわいい。そして宮村が幸せ者過ぎてムカつくので、少し天罰が下ればいいと思います。
この一件を偶然知ってしまった石川君(←堀さんを好きだったが玉砕)。宮村宅にて、宮村に迫る。
『堀は宮村が好きだ』

そんな事あるわけない、友達としか思われていない、と流す宮村。証拠を握っている石川君がこの後キレるのですが、彼の気持ちに全力で共感しましたww そんな中、堀さんが自分を好きだなんて毛の先ほども思っていなかった宮村が、もしかしてもしかすると…と思うに至る事件が起きます。
ある日、堀家でビデオ鑑賞していた時に、手の大きさを比べる事に。重ねた手を、堀さんが握る。そして。
『す すき だ』

なんて男らしい発言!!!!www この後に「宮村の手が」と続くのですが、そんな一言で濁しても、誤魔化しきれない空気が流れるのです。
『…そっか 俺も好きだよ』
『そう…』

『好きだよ』
『…さっき聞いたわ』
『うん』
『…うん』
わああああああああああ!びっくりする!!!どうした堀さん!!!思わず溢れ出た気持ちって事でいいの!?いいんだね!?もー驚くよ!だって、まだ2巻ですぜ!?!?ちょっと待ってーーーー!!!!もっと引き延ばしていいから!!!
■第3巻
とりあえず、2巻の最後の告白はノーカウントです。「手が好き」に無理矢理着地させました。堀さんは自分のした事に穴があったら入りたい状態となり、もはや宮村の存在がストレスとなってしまうw そんな時に限って会ってしまうのは、同じクラスの定めですよね。居た堪れない堀さんはこんな状態。

その後も変わらず堀家に通う宮村。その場では、2人ともいつも通りに振る舞い、表面上なんの変わりもないんです。でも心の中は。
私だけバカみたい
俺だけバカみたいだ
実はどちらもオロオロしているのに、そんなのは自分だけと思い込んでいて、ちょっとすれ違い。
ある日、本を買ってもらったお礼に堀さんが宮村の好きなものを作る事になります。宮村の好きなものはホワイトシチューなんですが、それは堀さんが吐く程嫌いな物w 宮村は堀さんが嫌いとは知らずリクエストしたのですが、堀さんは嫌いだから作り方を知らない。キャラ的には、私が嫌いだからシチューは除外!とか言いそうですよね。
ところが。わざわざお母さんに作り方を習い、宮村のために用意する堀さん。堀さんがシチューを嫌いだと偶然知った宮村は、鍋をかき混ぜるその姿を見て。

思わず抱きつき謝る。びっくり焦る堀さん。
ちょっと!!!!また無自覚にやらかしてるよこの人!!!親のいない家で何しちゃってんの!!!軽犯罪だろ!!!そして!!!宮村がイケメンにしか見えない!!!困る!困るよ!!!いや、いいのか。実はイケメン設定だから正しいか。ああ、なんか取り乱してしまった。
しかし、好きでもないもの作る堀さんが健気で最高にかわいいかわいいかわいいよお!堀さんいつもかわいい!嫁にしたい。これもう宮村「ごめんなさい」とか言ってる場合ではないんじゃないの。「結婚して下さい」に変更必要。宮村はこんな堀さんにもっともっとメロメロになったらいい。
堀さんが熱を出したある日。
堀さん弟から知らせを受けて、お見舞いに来た宮村。熱でうなされる堀さんは、ぼんやりと、昔まだ自分が小さかった頃、同じように熱を出した時の事を思い出す。蘇ったのは、仕事に行ってしまう母親に、本当は「行かないで」と言いたかった気持ち。
飲み物を取りに部屋を出て行こうとする宮村を、堀さんが「どこいくの」と引き止めます。どこいくの…どこいくの…と何度も何度も繰り返すそのうち、堀さんの目から涙が溢れ出す。そんな堀さんに宮村は。
『俺はここにいるけど』

落ち着きを取り戻し、ベッドに入る堀さん。眠ったか、眠らないかの彼女に、ここで宮村からのお知らせ。
『授業の課題は特に提出しなくていいって』
『…あと 俺 堀さんが好きなんだけど 結構前から…』
『それと 冷蔵庫に色々入ってるから』
扉を閉めて出て行く宮村 。
「俺 堀さんが好き」……だと?
飛び起きる堀さん。

こう来たか~!どういう感じにするのかなーって、楽しみでたまらなかった告白シーン!堀さんから?宮村から?と色んなパターンをワクワク考えていたのですが、全然予想と違う!!!わーなんか裏切られて嬉しいw 連絡事項としての告白とか新しすぎるだろwww
本日の連絡事項
1)課題は出さなくていいです。
2)僕は君が好きです。
3)冷蔵庫に色々入ってます。
おかしい!おかしいでしょ!!でもアリだ!いや、むしろマーベラス!!!!なんでこんな事考えつくの!?HERO先生天才!!!!
■第4巻
告白の返事がどうなるのか、気になって気になってお腹が痛い。
ここで、堀さんの父・京介登場。若くてチャラい兄ちゃんのような父です。女に金の無心をしてそれを全てパチンコで使い込みそうな見た目。
その父が家にいた宮村をロックオンし、見た目通りチャラく聞く。
『京子~ 宮村くんはオマエの彼氏なんでしょ?』
!!!!!!!!?
な、な、なんてタイミングで爆弾を投げやがる!!!!今なあ、それは絹ごしの湯豆腐のようにそっとすくい上げなくてはならないスーパー脆くて繊細な話題なんだ!!!箸でザクッと刺すんぢゃねえ!!!壊れたらどーすんだよお!!!
さて、その質問に堀さんは。

その堀さんを見る宮村は。

この表情!絶妙!ああああああああ//////////////ってなる。宮村の気持ちが表れすぎていて萩原先生の作画が神がかっている!!!!!!宮村の気持ち、わかる!わかるよおおおお!戸惑い・焦り・不安・照れ・期待・クソ親父・・・の入り乱れた感じ。あーこのコマ超好きだ。興奮で呼吸するのも苦しい。いっそこのまま逝きたい。
堀さんの回答。
『そ そ そうよー 何か文句あんの!?』
ドキドキしたよーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!「ち、違っ」とか言われちゃったらどうしようって思っ………くっ……(涙)ああ、良かった。良かったああ………… 宮村、良かったよう(涙)ウウウ それにしても、これで遂に彼氏・彼女なのかと思うと、なんだかくすぐったい。心臓がかゆい。
さて、付き合い始めた後。
堀さんの家に泊まった宮村(但し、父とリビングにゴロ寝)。朝2人で家から出てきたところを同級生に目撃されてしまいます。そして2人はあっという間に噂の的に。。。「堀見る目なーい」「宮村ってあの暗いやつでしょ?」と、堀さんと宮村へ向けられる心ない言葉の数々。もちろん本人の耳にも入ってしまうのですが、それを聞いた宮村は何を思うのか・・・。彼のとった行動は。

むさ苦しかった髪を、ばっさり。
ブランニュー宮村のミステリアスでアンニュイな雰囲気に、思わず「花沢類……」と私が呟いたところで4巻終了。
ああ、上手く書けなかった…orz
ここに書いたあらすじは堀さんと宮村くんの関係だけですが、2人と日常を共に生きる友達や家族との関わりや、それを通じた堀さんと宮村くんの変化の描き方も素晴らしいのです。物語は2人の心境と関係の変化を追っているのですが、ある日の出来事が「1話」として切り取られて、それを積み重ねていく構成。堀さんと宮村くん以外の登場人物にフォーカスした話もあって、ホリミヤワールドの奥行きになっています。
唯一涙したシーンは堀さんと宮村くんではなく、レミちゃんと桜ちゃんのシーンでした。恋より友情に涙脆い性格なので、急に女子の友情を見せ付けられて泣けた。特に、友人にコンプレックスを抱くパターンは、ちょっと身に覚えもあるので益々胸に刺さる。羨ましさゆえの小さな妬みから、友人を疎ましく思ったり少し嫌いになったり、、大好きなのに嫌い・・・っていう葛藤。それは心の狭さではあるけれど、そうなった時、友人を嫌いになる以上に友達に嫉妬してしまう自分を大嫌いになるという、桜ちゃんのその心がとっても美しいなぁと思ったのでした。
堀さんと宮村について思うところを書き散らかします。
私は堀さんも宮村も文句なく大好きなのですが、特に、宮村に振り回される堀さんがマジでかわいいたまらんなのです。2人の関係は堀さんがリードしているようでいて実は宮村が主導権を握っている。堀さんは宮村の掌の上なんだ。宮村が無自覚に放つ、イタリア人さながらの小っ恥ずかしい発言の数々(「そういうとこがかわいい」「そんなとこが好き」)に、いちいち怒ったり赤面させられたりする堀さんのかわいさったらない。クサいセリフをさらりと放つ彼は無自覚なS野郎です。そしてSっ気たっぷりに見える堀さんは精神的Mに違いない。堀さんッッ♡♡♡
この2人は性別を入れ替えると自然。“男子とばっかりつるんで女子にはぶっきらぼうなんだけど本当は優しい彼氏” が堀さん。“地味だけど素直で芯が強くて包容力があってメガネとると実は美人の彼女” が宮村。
でもな~ここのところ、宮村の男らしさが急上昇ストップ高で困る。彼が地味で暗い設定だった事とか最近完全に忘れていて、宮村は最初から口数の少ないミステリアスなイケメン設定だったように記憶している。なんですかね、記憶障害ですかね。受診必要かな。
ところで、裏表紙に踊る「超微炭酸系」というコピーですが、これ、爽やかかな?青春を前面に押し出してこない、ちょっとアウトローなところが私は好きなのだが。主人公2人のキャラが、三ツ矢サイダーとかカルピスソーダを連想するには悟り系すぎる。そもそも宮村なんて見た目オタク設定だし。あーそっか、だから「超微」ってついてるのかなー。ほんのちょっとだけ爽やかって事かなー。でもやっぱ炭酸ではないんだよな。緑茶のような落ち着きを感じるんだよなー。でもフレッシュ。私の印象に一番近いのは生茶かなあ。渋みがなくてクリアでほのかに甘いお茶。…なんか真剣に考えちゃったけど飲み物の比喩とかどーでもいいわ!!!w
なんでこんなにハマっているのか自分でもよく分からない。面白い事は間違いない。間違いないのだけれど、設定にインパクトがあるわけでも、ドデカい感動があるわけでも、すごい意外性があるわけでもない。それなのに、なんでこんなにハマってるんだろ???分からない。分からないのに、事実ハマってる。そのハマりっぷりときたら、部屋は温かくお腹はいっぱいで残業して疲労蓄積も十分過ぎるのに、ホリミヤ読むと目が冴えまくって眠気のかけらも感じないほどなんだ!!!
少なくとも堀さんは、私がここ数年読んだ中で五指に入るくらい好きになったヒロインです。そして宮村くんは、巻を重ねる程に小悪魔的魅力を身につけ、いつの間にかクソ色っぽくなっていて困るんだよッッ!!!( バンッ←机叩く 色気は無口に宿ると、どこかの俳優さんか監督さんが言っていたのを思い出す。その通りだ。憂いのある顔でフワリと笑う宮村の色っぽさときたら…………ッッprprprpr ジーザス!!!!!
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ところで石川君は、なんか割とちゃんと堀さんを好きだったのね~と4巻でやっと分かり、「スッピン見て引きそう」みたいな理由で1巻でさっくりフラれた事を今更不憫に思います。

とにかく、宮村くんが地味で地味w ところが、ひょんな事から学校の外で出会い直してしまう。堀さんの弟を助けてくれた耳にピアスがズラリ…の男子が実は。

堀さんには保育園に通う弟がいて、道で転んだ弟を、助けて家まで送ってくれたある男性=宮村くん。あまりの変わりように愕然とする堀さん。そしてスッピンで手抜きの姿をクラスメイトに見られた事でダブルショック。
仕事で留守がちの両親に代わり、スッピン&ひっつめ髪で弟のお迎えと家事をこなす堀さん(学校では目立つ)。
学校ではメガネをかけ長い髪でピアスの穴を隠し地味に過ごす宮村くん(私服だと目立つ)。
こうして2人は望まずとも秘密の共有者になりました。
さらに、宮村くんには驚くべき事実が。

プールの授業を前に焦る宮村くん。「どうしよう刺青!」って、高校生のセリフとしておかしくね?ww どこかの原住民バリの立派な彫物です。
2人は放課後を堀家で過ごすようになり、次第に距離を縮めていきます。ある時、『私以外の人に 宮村のそういう格好とか… 見てほしくないなー…』と独占欲を堀さんがのぞかせると、自分もそうだと言った宮村は、さらに『この時間は俺だけのものだ

そしてここでもデレ。

宮村、無自覚!恐ろしい!この子、デキる子です!
学校帰りにスーパーに寄り、弟のお迎えに行き、堀家に帰り、弟と遊び、堀さんが料理をし、3人で食べて、宮村は帰宅。全然高校生らしくない地味な生活サイクル。友達も彼氏彼女もすっ飛ばして、一気に家族化してしまった2人。堀家のリビングで過ごす2人は、そこいらの新婚さんよりよっぽど落ち着いた空気を醸し出しています。
それがね、結婚5年目夫婦のような安定感の中に、高校生らしい初々しさが詰まっているんだ!安定の中にフレッシュ☆いちご大福状態です。不意に宮村くんが差し出した飲み物を間接キスだと堀さんがドキドキしたり…。

差し出された飲みかけのスタバにこの反応ww 多分、宮村が無自覚にしれっとやるから、余計堀さんがビックリドキドキするんだよな。不意をつかれて。恐ろしいよ宮村。無計算でこれとか恐ろしすぎる!ポテンシャル高すぎ!最長老様のもとへ行って、その潜在能力全部引き出してもらえ!
人気者の堀さんと地味な宮村くん、2人がどうやって距離を縮めていくのか、、というか既に家族化してある意味ゼロ距離なわけですがw、どう彼氏彼女になっていくのか。
修学旅行では、自分をほいほい部屋に上げた堀さんを宮村がたしなめる。「誰でも上げるの?」と聞かれて「宮村は何もしないでしょ?」と答えた堀さん。『なんで?』

と宮村に返されて焦る。わああああかわいい!!!堀さんがかわいい!!!もっと焦って!!!!
こんな風に堀さんを追い詰めるなんて宮村強気っ!!///////// 堀さんもこちらがニヤニヤしちゃうような反応してるしこりゃもうまとまるのも早そうだ♪ と思うのですが、宮村の中には、メガネでネクラで避けられてきた自分に対するコンプレックスがあって、それが彼を縛ってしまうのです。
■第2巻
宮村の9つのピアスと刺青はヘビメタ信仰ではなく、彼の心の傷とリンクしているようです。仲間外れにされていた小学校・中学校時代。その時に作られた自己認識は、友達ができた今でも彼を縛っていて、それが時々、堀さんとの関係や石川君との友情をぎくしゃくさせている。でも、その度に堀さんや石川君が彼に向ける言葉が、厳しくて温かくて正直で本当に救われるんだ。
2巻では、宮村くんが少しずつトラウマを超えていく。こんな展開を2巻で見せてくれちゃっていいの!?テンポの良さはこのマンガの美点なんだけど、もっとゆっくりでいいから!読者が飽きない程度に引き延ばしてもらって、もっともっと長く描いて欲しい。早く終わらせないで~!原作に沿ってるから無茶かorz
堀さんはというと、自分しか知らない宮村に対する独占欲が、彼女の中でちょっと種類を変えていく。レミちゃんという美少女に、冗談半分で「宮村くんもらっていい?付き合ってないんでしょ?」と言われた堀さん。
『宮村は私のだもん!!!あげないから!』

煽るような言い方をされたとはいえ、こんなムキになって宣言するなんて。恋か!?恋なのか!!?堀さんが宮村大好きで超かわいい。そして宮村が幸せ者過ぎてムカつくので、少し天罰が下ればいいと思います。
この一件を偶然知ってしまった石川君(←堀さんを好きだったが玉砕)。宮村宅にて、宮村に迫る。
『堀は宮村が好きだ』

そんな事あるわけない、友達としか思われていない、と流す宮村。証拠を握っている石川君がこの後キレるのですが、彼の気持ちに全力で共感しましたww そんな中、堀さんが自分を好きだなんて毛の先ほども思っていなかった宮村が、もしかしてもしかすると…と思うに至る事件が起きます。
ある日、堀家でビデオ鑑賞していた時に、手の大きさを比べる事に。重ねた手を、堀さんが握る。そして。
『す すき だ』

なんて男らしい発言!!!!www この後に「宮村の手が」と続くのですが、そんな一言で濁しても、誤魔化しきれない空気が流れるのです。
『…そっか 俺も好きだよ』
『そう…』

『好きだよ』
『…さっき聞いたわ』
『うん』
『…うん』
わああああああああああ!びっくりする!!!どうした堀さん!!!思わず溢れ出た気持ちって事でいいの!?いいんだね!?もー驚くよ!だって、まだ2巻ですぜ!?!?ちょっと待ってーーーー!!!!もっと引き延ばしていいから!!!
■第3巻
とりあえず、2巻の最後の告白はノーカウントです。「手が好き」に無理矢理着地させました。堀さんは自分のした事に穴があったら入りたい状態となり、もはや宮村の存在がストレスとなってしまうw そんな時に限って会ってしまうのは、同じクラスの定めですよね。居た堪れない堀さんはこんな状態。

その後も変わらず堀家に通う宮村。その場では、2人ともいつも通りに振る舞い、表面上なんの変わりもないんです。でも心の中は。
私だけバカみたい
俺だけバカみたいだ
実はどちらもオロオロしているのに、そんなのは自分だけと思い込んでいて、ちょっとすれ違い。
ある日、本を買ってもらったお礼に堀さんが宮村の好きなものを作る事になります。宮村の好きなものはホワイトシチューなんですが、それは堀さんが吐く程嫌いな物w 宮村は堀さんが嫌いとは知らずリクエストしたのですが、堀さんは嫌いだから作り方を知らない。キャラ的には、私が嫌いだからシチューは除外!とか言いそうですよね。
ところが。わざわざお母さんに作り方を習い、宮村のために用意する堀さん。堀さんがシチューを嫌いだと偶然知った宮村は、鍋をかき混ぜるその姿を見て。

思わず抱きつき謝る。びっくり焦る堀さん。
ちょっと!!!!また無自覚にやらかしてるよこの人!!!親のいない家で何しちゃってんの!!!軽犯罪だろ!!!そして!!!宮村がイケメンにしか見えない!!!困る!困るよ!!!いや、いいのか。実はイケメン設定だから正しいか。ああ、なんか取り乱してしまった。
しかし、好きでもないもの作る堀さんが健気で最高にかわいいかわいいかわいいよお!堀さんいつもかわいい!嫁にしたい。これもう宮村「ごめんなさい」とか言ってる場合ではないんじゃないの。「結婚して下さい」に変更必要。宮村はこんな堀さんにもっともっとメロメロになったらいい。
堀さんが熱を出したある日。
堀さん弟から知らせを受けて、お見舞いに来た宮村。熱でうなされる堀さんは、ぼんやりと、昔まだ自分が小さかった頃、同じように熱を出した時の事を思い出す。蘇ったのは、仕事に行ってしまう母親に、本当は「行かないで」と言いたかった気持ち。
飲み物を取りに部屋を出て行こうとする宮村を、堀さんが「どこいくの」と引き止めます。どこいくの…どこいくの…と何度も何度も繰り返すそのうち、堀さんの目から涙が溢れ出す。そんな堀さんに宮村は。
『俺はここにいるけど』

落ち着きを取り戻し、ベッドに入る堀さん。眠ったか、眠らないかの彼女に、ここで宮村からのお知らせ。
『授業の課題は特に提出しなくていいって』
『…あと 俺 堀さんが好きなんだけど 結構前から…』
『それと 冷蔵庫に色々入ってるから』
扉を閉めて出て行く宮村
「俺 堀さんが好き」……だと?
飛び起きる堀さん。

こう来たか~!どういう感じにするのかなーって、楽しみでたまらなかった告白シーン!堀さんから?宮村から?と色んなパターンをワクワク考えていたのですが、全然予想と違う!!!わーなんか裏切られて嬉しいw 連絡事項としての告白とか新しすぎるだろwww
本日の連絡事項
1)課題は出さなくていいです。
2)僕は君が好きです。
3)冷蔵庫に色々入ってます。
おかしい!おかしいでしょ!!でもアリだ!いや、むしろマーベラス!!!!なんでこんな事考えつくの!?HERO先生天才!!!!
■第4巻
告白の返事がどうなるのか、気になって気になってお腹が痛い。
ここで、堀さんの父・京介登場。若くてチャラい兄ちゃんのような父です。女に金の無心をしてそれを全てパチンコで使い込みそうな見た目。
その父が家にいた宮村をロックオンし、見た目通りチャラく聞く。
『京子~ 宮村くんはオマエの彼氏なんでしょ?』
!!!!!!!!?
な、な、なんてタイミングで爆弾を投げやがる!!!!今なあ、それは絹ごしの湯豆腐のようにそっとすくい上げなくてはならないスーパー脆くて繊細な話題なんだ!!!箸でザクッと刺すんぢゃねえ!!!壊れたらどーすんだよお!!!
さて、その質問に堀さんは。

その堀さんを見る宮村は。

この表情!絶妙!ああああああああ//////////////ってなる。宮村の気持ちが表れすぎていて萩原先生の作画が神がかっている!!!!!!宮村の気持ち、わかる!わかるよおおおお!戸惑い・焦り・不安・照れ・期待・クソ親父・・・の入り乱れた感じ。あーこのコマ超好きだ。興奮で呼吸するのも苦しい。いっそこのまま逝きたい。
堀さんの回答。
『そ そ そうよー 何か文句あんの!?』
ドキドキしたよーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!「ち、違っ」とか言われちゃったらどうしようって思っ………くっ……(涙)ああ、良かった。良かったああ………… 宮村、良かったよう(涙)ウウウ それにしても、これで遂に彼氏・彼女なのかと思うと、なんだかくすぐったい。心臓がかゆい。
さて、付き合い始めた後。
堀さんの家に泊まった宮村(但し、父とリビングにゴロ寝)。朝2人で家から出てきたところを同級生に目撃されてしまいます。そして2人はあっという間に噂の的に。。。「堀見る目なーい」「宮村ってあの暗いやつでしょ?」と、堀さんと宮村へ向けられる心ない言葉の数々。もちろん本人の耳にも入ってしまうのですが、それを聞いた宮村は何を思うのか・・・。彼のとった行動は。

むさ苦しかった髪を、ばっさり。
ブランニュー宮村のミステリアスでアンニュイな雰囲気に、思わず「花沢類……」と私が呟いたところで4巻終了。
ああ、上手く書けなかった…orz
ここに書いたあらすじは堀さんと宮村くんの関係だけですが、2人と日常を共に生きる友達や家族との関わりや、それを通じた堀さんと宮村くんの変化の描き方も素晴らしいのです。物語は2人の心境と関係の変化を追っているのですが、ある日の出来事が「1話」として切り取られて、それを積み重ねていく構成。堀さんと宮村くん以外の登場人物にフォーカスした話もあって、ホリミヤワールドの奥行きになっています。
唯一涙したシーンは堀さんと宮村くんではなく、レミちゃんと桜ちゃんのシーンでした。恋より友情に涙脆い性格なので、急に女子の友情を見せ付けられて泣けた。特に、友人にコンプレックスを抱くパターンは、ちょっと身に覚えもあるので益々胸に刺さる。羨ましさゆえの小さな妬みから、友人を疎ましく思ったり少し嫌いになったり、、大好きなのに嫌い・・・っていう葛藤。それは心の狭さではあるけれど、そうなった時、友人を嫌いになる以上に友達に嫉妬してしまう自分を大嫌いになるという、桜ちゃんのその心がとっても美しいなぁと思ったのでした。
堀さんと宮村について思うところを書き散らかします。
私は堀さんも宮村も文句なく大好きなのですが、特に、宮村に振り回される堀さんがマジでかわいいたまらんなのです。2人の関係は堀さんがリードしているようでいて実は宮村が主導権を握っている。堀さんは宮村の掌の上なんだ。宮村が無自覚に放つ、イタリア人さながらの小っ恥ずかしい発言の数々(「そういうとこがかわいい」「そんなとこが好き」)に、いちいち怒ったり赤面させられたりする堀さんのかわいさったらない。クサいセリフをさらりと放つ彼は無自覚なS野郎です。そしてSっ気たっぷりに見える堀さんは精神的Mに違いない。堀さんッッ♡♡♡
この2人は性別を入れ替えると自然。“男子とばっかりつるんで女子にはぶっきらぼうなんだけど本当は優しい彼氏” が堀さん。“地味だけど素直で芯が強くて包容力があってメガネとると実は美人の彼女” が宮村。
でもな~ここのところ、宮村の男らしさが急上昇ストップ高で困る。彼が地味で暗い設定だった事とか最近完全に忘れていて、宮村は最初から口数の少ないミステリアスなイケメン設定だったように記憶している。なんですかね、記憶障害ですかね。受診必要かな。
ところで、裏表紙に踊る「超微炭酸系」というコピーですが、これ、爽やかかな?青春を前面に押し出してこない、ちょっとアウトローなところが私は好きなのだが。主人公2人のキャラが、三ツ矢サイダーとかカルピスソーダを連想するには悟り系すぎる。そもそも宮村なんて見た目オタク設定だし。あーそっか、だから「超微」ってついてるのかなー。ほんのちょっとだけ爽やかって事かなー。でもやっぱ炭酸ではないんだよな。緑茶のような落ち着きを感じるんだよなー。でもフレッシュ。私の印象に一番近いのは生茶かなあ。渋みがなくてクリアでほのかに甘いお茶。…なんか真剣に考えちゃったけど飲み物の比喩とかどーでもいいわ!!!w
なんでこんなにハマっているのか自分でもよく分からない。面白い事は間違いない。間違いないのだけれど、設定にインパクトがあるわけでも、ドデカい感動があるわけでも、すごい意外性があるわけでもない。それなのに、なんでこんなにハマってるんだろ???分からない。分からないのに、事実ハマってる。そのハマりっぷりときたら、部屋は温かくお腹はいっぱいで残業して疲労蓄積も十分過ぎるのに、ホリミヤ読むと目が冴えまくって眠気のかけらも感じないほどなんだ!!!
少なくとも堀さんは、私がここ数年読んだ中で五指に入るくらい好きになったヒロインです。そして宮村くんは、巻を重ねる程に小悪魔的魅力を身につけ、いつの間にかクソ色っぽくなっていて困るんだよッッ!!!( バンッ←机叩く 色気は無口に宿ると、どこかの俳優さんか監督さんが言っていたのを思い出す。その通りだ。憂いのある顔でフワリと笑う宮村の色っぽさときたら…………ッッprprprpr ジーザス!!!!!
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ところで石川君は、なんか割とちゃんと堀さんを好きだったのね~と4巻でやっと分かり、「スッピン見て引きそう」みたいな理由で1巻でさっくりフラれた事を今更不憫に思います。
Entry ⇒ 2014.02.14 | Category ⇒ ホリミヤ | Comments (28) | Trackbacks (0)