い、い、いつの間にこうなった!!!!???私の大好きな馬村に追い風が吹いてるじゃないか!!!やっばい久々にひるなかでキュンとした////////////!!!!!!どーしようこの気持ち!!!感想書きます!!!発散します!!!
7巻読んだはずなのに、本棚にもあるのに、すずめが獅子尾にフラれてしまった記憶が全然ない。おかしいな…。山場だったのに忘れてるなんて、どんだけ気持ち入ってなかったんだ。さいあくだ…orz そういえば、ひるなかの感想をUPするのは初めてです。1巻の感想が書きかけのままでUPできずにいたら、こんなに進んでしまって…。
積極的にUPしなかったのは、どーしても獅子尾が好きになれず、、ヒロインすずめもそんなに好きになれず、、、。メインの2人に興味が持てないと厳しいものがありますよね。物語の大半がどーでもよくなっちゃいますからね。馬村とゆゆかちゃんが好きで細々買い続けてきたら、ここへきて爆発(←私が)の予感!嫌いだった獅子尾せんせーもやっと好きになれたよ!やったぜ!!!!そんなわけで、感想です!
7巻で獅子尾に「好きじゃなかった ごめん」と振られたすずめ。すずめの様子から、原因が先生であることを察した馬村。
『お前 あいつに何した?』馬村くん、冒頭から獅子尾先生に詰め寄ります。表情に乏しい端正な顔に静かに滲む怒り。いつも物静かな人が見せる激昂って、なんでこんなにかっこいいのですか。誰かおせーて。しょっぱなからときめきが止まらないぜ。
冒頭の問いに対して「どーでもいいだろ」と流す獅子尾にキレる馬村。ああ、ホントちゅんちゅんの事好きなんだなー、なんて改めて思ってしまう。そんな馬村に獅子尾は。
『ちゅんちゅんを傷つけた』
『大切すぎてどうすればいいかわからないなんて 初めてなんだ』ここで、教室でカーテンを開けたあのシーンが差し込まれるのです。教室のカーテンの裏に隠れたすずめと目が会ったあの名シーン。そこから、この気持ちが始まってしまったのだと。そしてそれは、
多分一生モノのキズ もう治らないと思う程の “重症” だった。。。うぅ…なんだよ。重いな。。心臓が痛い。先生にとってのすずめの存在を、この言葉を読んで実感させられてしまった。一生モノのキズ…かあ。。失恋て、思った以上に次の恋で上書きできてしまう時と、自分でも驚く程傷跡になってしまう時がありますよねぇ…。
そんなセンチメンタリズム全開の先生に対して馬村は、そんなのあんたの勝手だろ!とバッサリ。そのとーりです すんません…としか言えないような言葉を残して去っていきます。無慈悲だw ひとり残った獅子尾先生。

へこんでます。。。かける言葉もありません。。。
切なさMAXのシーンで言う事じゃない気もするのですが、この「ダっセえー…」に対して、私は本当に複雑な気持ちになりました。というのも私が獅子尾先生を好きではなかった理由がこの「ダサい」にあるからなんです。獅子尾ファンのみなさま、すんません!今から言いたい放題いたします、このアンニュイな空気壊しますすんません!
物語初期のすずめに対する態度が、ステレオタイプの “大人の男” な獅子尾先生を見て、なんでお前そんな上からなんだよ!と毎度憤っておりました。「あ。なに?もしかして君も俺の事好きになっちゃった?」とか言いそうな。(いや別にそんな事言ってなかったけど)「困るんだよね。俺そんな気ないし。」みたいな。(いや、こんな風には言ってなry)常に斜め45度から相手を見下げるような態度。はあ?ですよ。かわいい女子高生に好かれてるんだから、健康な男ならちょっとはデレデレしろや!それが礼儀ってもんだろ!スカしてんじゃねーぞ!といつも思っていました。
若い子に興味ない人も、恋愛どーでもいい人もいるのは分かるんです。でもね、そこはあえてキャピ☆って反応しておくのが大人の男のマナーってもんじゃないの?いやー女子高生にモテちゃってすいませんテヘ☆くらいの方が、むしろ余裕があってかっこいいと思うのです。なので、獅子尾先生のこのスカした(ように私には見える)反応ってなんか…むしろダサくね?って1巻で思ってしまったので、獅子尾にキュンとできなかった私です。
ところがだ。そんな昨日までの私とはアディオス!!!この馬村への一連の告白シーンはもうッッprprprpr(涙)めっちゃよかったよおおおおおおお!!!なんて正直で素直な告白。お陰様で単純な私はすっかり獅子尾ラブだよラブ!!!「ダっセえー」じゃないよ!!!ここへ来てやっとかっこいいって!!!だから落ち込むな!!!
一方のすずめは、学校を休み東京を離れて実家へ逃走。母親に対して
『どうすればいいかわからないんだ』とその胸の内を打ち明けます。

でも、「飛び出してきた割には荷物が少ないね」と。自分の居場所は東京だってホントは分かってるなんじゃないの?と母。お母様スルドイ。
そんな傷心のすずめのもとへ来客。

キターーーーーーーーーーーー!!!!!!馬村!!!!!馬村だけじゃないよ、友達全員集合だよ!!友情泣かせるね~♪ 失恋してたった3日休んだだけで、自分を好きなイケメン男子がわざわざ実家まで迎えに来てくれるなんて、すさまじく幸福ですよね。このありそうで絶対にない夢のシチュエーションを味わえるのが少女漫画の醍醐味ですね。超・超・超羨ましいわ~~~~!!!!
さて。夜繰り広げられたガールズトーク。すずめが実家に帰ってきた理由を話すんです。失恋して全部イヤになって実家に逃げてきたんだと…。そんなつまらない理由でごめん、と謝るすずめに対するガールズの反応が素敵でした。「自分が傷ついた理由をつまんないことなんて強がらなくていい」。・・・うぅ(涙)それを聞いたすずめは感情が決壊。
つらかったの
張りつめていた糸が切れて思わず涙。ここのモノローグがまた泣かせる。先生とのあれこれ。「ちゅんちゅんと呼ぶ低い声」「ごつくてうすい手」「コーヒーとタバコの匂い」etc・・・・・・。それは、
手に入れかけたすべて。わーーーーもうやめて~~~~つ ら い!!!!!
救いは馬村です。すずめの田舎まで「無理やり連れて来られた」割には、すごい勢いでやってきて、実は誰よりも心配そうだった馬村。寝起きのかわいい馬村w 彼がいるからすずめは大丈夫。ここから、馬村無双ですよ。
さて、すずめが東京に帰ると、友達ズが合コンをセッティングしてくれる。まあ、大方の予想通りその場は不毛な感じで終了してしまうのですがw、その帰り道で馬村に会うんです。合コン帰りと聞いて心中穏やかではない馬村くん。ああ、かわいい。大丈夫、あんたのすずめはどこからどう見ても合コン適性なさそうだよ。
そこでだな、リップクリームの蓋が固くて抜けないというちょっとしたアクシデントが起きるんです。そして、抜けた拍子に勢いあまった自分の手が自分の顔にぶち当たる…というありがちな現象により、すずめ、唇を負傷。その傷を覗き込む馬村。

ご、ごふぁっっ!あ、すみません口から大量の赤い液体が…。ち、近いって!これがあの赤面王子の行動だなんて信じられない!そして、大接近したすずめの心の声。
馬村って せっけんのにおいがするんだほんぎゃーーーーーーー!!!!!!!ゴロンゴロンゴロンゴロン なにこれえええええ!!!!なんかエロいぞ!!!匂いフェチにはたまらない!!!!ああ、なんだか何かに感謝したい!ありがとうございますありがとうございます!
別れ際に、馬村くん。自分の誕生日の食事会に来ないかと誘います。築地で寿司というテンション上がるご予定に、参加を決めるすずめ。
その築地でのあれこれがまた!!!私のイチオシはこのシーン。

築地はいつも混んでますよね。はぐれないようにコートつかんでろ。って、一生放しませんッッ!!!!
馬村父&弟との食事が終わった別れ際。馬村がすずめの携帯を取り上げたと思ったら、自分の携帯番号を登録。すずめが家に着くと馬村から電話が来る。番号登録したんだもん。絶対来ると思ったよね~♪ やはりか。そしてこの電話で、馬村が静かに攻める。
『お前のこと、興味ねーとか思ってねーよ』
馬村が席を外した隙の、「馬村は私に興味ないと思います」という、お寿司屋さんでの馬村父とすずめの会話。聞こえていたんですね。何度も言うけども、今巻の馬村は神。
電話を切った後、すずめの頭に浮かぶのは、合コンに誘われた時の友達の言葉。
次の恋そう。失恋には次の恋!!!!いい男っぷりを炸裂させた馬村に、ついにすずめの心が揺れ始めた!ところで8巻終了。
獅子尾を見直した8巻でしたが、やっぱり馬村が素敵なんだ!好みなんだ!今巻は全コマかっこよかった!!!prprpr この馬村の “鳴くまで待とうホトトギス” 的勝利を、心から、心から祝福いたしますッッッ(感涙)いやまだ付き合ったわけでもないけど。獅子尾一筋のすずめが部屋でひとり赤面だよ?これはもう、思わず勝利と呼びたいくらいの前進だよね!
でも、やっぱり馬村は当て馬ポジション…なんでしょうか?馬村とのハッピーエンドで、私は一向に構わない(キッパリ むしろそれを望む。しかし少女漫画の基本的展開では、最後に獅子尾がすずめの気持ちを根こそぎかっさらっていくのだろうよ。仕方ないかもしれないけれど、そんな事になったら一回持ち上げられただけに馬村派には大ダメージだな。とりあえず、過去巻の記憶が薄すぎるのでもう一回ちゃんと読むぞ!
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馬村父のダンディさが異常。