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それでも世界は美しい 花とゆめ 2012年17号



『欲しいものは必ず手に入れる』

雨の公国に帰っていたニケとリビが、雨の一族の陰謀に嵌る!?今号です。

意識を失ったニケが目を覚ますと、そこは黒蓮の塔。そして、監禁されたニケの前に現れたのは従兄のキトラでした。キトラの表情といい、格子で遮られた部屋といい、もう、悪い予感しかしませんw

キトラは言います。
『太陽王に暗示をかける。ニケへの執着を眠らせて 心変わりしたように。そしてこのまま大国へ帰国させる。この婚姻は白紙になる』
え?確か王様が結婚の申し入れをあっさり受けて、誰がお嫁にいくかジャンケンで決めてませんでした…?今さら白紙にしてどうする?!(1巻の感想はこちら)不満気な私を無視するように、キトラは続けます。
『ニケ、正式でなくても君には然るべきと暗黙に定められた相手もいたろう?』
誰~?まさか…

『あんな子供にくれてやるためじゃない…』



あんな子供といっても世界王ですし。キトラ氏、かませ犬感たっぷりでちょっと不憫です……

それでも世界は美しい 2巻

それでも世界は美しい 2 椎名橙 (花とゆめCOMICS)
それでも世界は美しい 2 椎名橙 (花とゆめCOMICS)

感想を書く前に、気になってしょうがないことが…。
「想像を超える正統派の力!!優しさ溢れる愛と感動。これが、少女まんが!」って。。コピーすごくないですか?このマンガの帯なんですけど。めっちゃ大きな文字でばばーんと書いてあるんです。すごい力技。ちょっと昭和香ってます。
このマンガは正統派なんだ!と驚き、優しさ溢れる愛と感動って何!?と戸惑っていたら「これが、少女まんが!」と言い切られてしまい、そ、そうだよね…と無理やり首を縦に振らされてしまいました。

ではさっそく、想像を超える正統派の力を体感しましょう!(チャチャ入れたけど、とっても好きな作品なんですw)

婚約者のリビとニケですが、今のところ口約束なので、正式に婚約式をすることに。男女がそれぞれ持ちよった指輪を交換して婚約を成立させる「日輪交換の儀」が執り行なわれます。

ところが「神官庁」がニケとの結婚を承認しないと言い出します。表向きは、ニケが異民族であることを理由にしていますが、実は神官庁に粛清を強いたリビへの恨みのため。
認めて欲しければニケが"闇返りの儀=瘴気の谷の深くにある地下神殿に指輪を取りに行く"を受けるように、と条件を出します。

ニケはリビと自分のために、その儀式を受けることを決めます。

『心配ご無用
ま 私を信用して待っててくれよ』


と神殿に向かうニケ。
それを見送る神官庁の人たちの、悪そうなこと!もうこれは、罠率200%。そんな所にひとりで行ったら、闇に葬られてしまうよ!

と思ったら、やっぱり。



見つけた指輪の箱は空っぽ。
と同時に、黒づくめの男たちに襲われます。

淀んだ空気で風の力も使えず大ピンチーー
そこに助けに来たのは、他ならぬリヴィウスでした。やるねー王様!

ニケの力で霧をおこして脱出しますが、問題はそのあと。罠だったとしても、指輪を持ち帰れなかったことに変わりはなく、これでは闇返りの儀は失敗。リビとニケの婚約は認められません。

そこで二人は博打を打ちます。

それでも世界は美しい 1巻

それでも世界は美しい 1 (花とゆめCOMICS)
それでも世界は美しい 1 (花とゆめCOMICS)

雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四王女・ニケ。彼女は嫌々ながらも国のため、世界を征服した「晴れの大国」の太陽王・リヴィウス一世に嫁ぐことに!しかも出会った相手は、なんとまだ子供で…!?
光と雨のディスティニーロマンス第1巻!!(背表紙解説)


書店でオススメされていたので、購入してみました。
王様と姫ものです。やや既視感のある設定ですが、ファンタジーは好きなので期待とともに読んでいこうと思います!

物語の舞台となるのは、世界を制した太陽照らす「晴れの大国」。ある日、太陽に飽きた太陽王が、雨を降らす能力を持つ「アメフラシの姫君」を望み、王家の人間が雨を呼ぶ「雨の公国」からひとりの姫が、太陽王国の王に嫁ぐことになります。
ジャンケンにより選ばれたのは四女のニケ王女。この王女、気が強くて活発ないわゆるおてんばな姫です。

悪名高い太陽王、どんな因業じじいかと不安と覚悟を持ちつつ、初めて太陽王と対面したニケはーー



予想外の王様の姿にびっくり。
良かったですね~ 本当に因業じじいだったらお話が続きません。

太陽王は早速、ニケの力で雨を降らせよと命じます。

『余は少々太陽には飽きたのだ。降らせよ 姫。余は 雨を所望す』

自分より幼いその王の、冷ややかな眼を見てニケは言います。

『地上の次は天空も支配したい そんなとこか?』
『この世はなーー お前のオモチャじゃないんだっ クソガキャッ』


無礼を働いたニケは牢(?)に幽閉されてしまいます。
そこで衛兵から、王の評判を知ることとなります。王としての優れた手腕、そして、あの冷たい眼の理由であろう王の過去についても。
牢を抜け出したニケは、再び王に言います。

『アメフラシは手品じゃねぇんだっ』
プロフィール

Author:ComicBob

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イライラを凌駕するときめき
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主役二人がビックリするほどしゃべらない。遅々として進まない関係にイライラが止まらない。でも、ときめきも止まらない作品☆
感想はこちら

ある意味10年愛
『ラストゲーム』


ラストゲーム 2 (花とゆめCOMICS)
顔良し・頭良し・家柄良し。パーフェクト男子・柳の振り回されっぷりを笑う作品。あまり深く考えず楽しみたいときのお供に☆
感想はこちら

対象的な2人のヒーロー
『ぴんとこな』


ぴんとこな(8) (フラワーコミックス〔チーズ!〕)
歌舞伎でも恋でもライバル関係にある正反対の2人ヒーローが、とにかく魅力的。ヒロイン置き去りの展開もいいw
感想はこちら
おすすめマンガ-少年編
少年・青年マンガのおすすめです。「感想はこちら」からどうぞ!(画像はAmazonリンクです。)

王道・冒険ファンタジー
『七つの大罪』


七つの大罪(1) (少年マガジンコミックス)
お城、騎士、お姫様、妖精、巨人、小人、ドラゴン。これぞファンタジー!世界観にぴったりの作画も素晴らしいです。
感想はこちら

不良が挑む筝の世界
『この音とまれ!』


この音とまれ! 1 (ジャンプコミックス)
部活動青春ストーリー。不良が更生して部活に励む展開は無条件に胸熱です!ヒロインはツンデレ☆
感想はこちら

表現という戦い
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四月は君の嘘(4) (講談社コミックス月刊マガジン)
登場人物達の全身全霊を捧げる渾身の演奏が、力強く逞しく、痛く切なく胸に迫ります。
感想はこちら

人類とゴキブリのバトル
『テラフォーマーズ』


テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
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