はじまりのにいな 4巻 / 完結
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あなたに会えて 本当に よかった
ついに最終巻!はじまりのにいな4巻です。1巻で見たあの幸せなエンディングまでがどう描かれるのか。感動シーンのオンパレードに鼻がズビズビになりながら、あの小さかったにいなちゃんがお嫁にいくなんてねぇ… と近所のおばちゃんのような気持ちで感想スタート。
にいなに会うために、北海道にやってきた篤朗。今回はもう1人、会いたい人がいました。それは、千歳の弟・千晴先生ことハル。久しぶりの再会に、

最後に会った時、ハルはまだ9歳。篤朗にしたら、月日が経つのは…ですよね。お互いの近況を報告し会ったところで、篤朗がハルにもう一つの報告を。
『もう一度 守りたいものができた。』

それはもちろんにいなの事。その言葉を聞いて、ようやく歩き出した篤朗の姿に安心して、嬉しくて、泣きそうな笑顔になるハル。篤朗がどれだけ苦しんだか知っているからこその、この表情。色んな思いがつまったハルの顔に、切なくも温かい気持ちになります。
はじまりのにいな 3巻
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歩き出せたのは この子がずっと隣にいたからか
新菜に片想い中の彼方がついに
子供の頃から篤朗一筋の新菜。その篤朗ラブっぷりはいまだ冷めやらず。
ああ 離れたくない 離れたくないな

遠距離恋愛のよくないところは 離れるときの寂しさが何倍にもなるところ
むしろ、遠距離により倍増。
新菜かわいいなー。三十路になって、こんなにかわいい女子高生が超自分を好きって、どんな気持ちよ!?篤朗さん!!
高校生の新菜は、そろそろ進路を考えなくてはいけない時期。新潟にいる篤朗の側に帰りたい新菜は、新潟の大学への進学を希望しているんです。
オープンキャンパスに行くために3日間新潟に帰るところへ、友達から電話が。そして、
『あほらしい 男に合わせて自分の進路決めるとかばかみてぇ』
と暴言を吐く彼方。。。
近頃の意志を持たない若者への憤り…なんて骨太なものではなく、ヤキモチ100%。新菜は言われてしまえばその通りなんだけど… とやや落ち込みます。
彼方は本当に損な性格ですね。小学生の頃から好きな子をいじめちゃって嫌われていたことでしょう。
はじまりのにいな 花とゆめ 2012年17号

どうして この子なんだろうってずっと思ってた
朋先生がにいなに会いに北海道へ。でもそれは、篤朗の元カノのとして…。朋先生の複雑な女ゴコロにフォーカスした大人風味の今号、さっそく見ていきましょう。
『よかったら私と付き合ってみませんか』 10年前、そんな言葉で始まった篤朗と朋先生。まだ厚朗が傷心で、千歳の死から立ち直れていない頃のことでした。
付き合い始めてから、朋先生は優しい厚朗にどんどん惹かれていきます。でも、次第に気付き始めるんです。厚朗には、絶対に触れない話題や行かない場所があることに。
見えない心の傷に気がついてからは、そんな彼のそばにいることが辛くなって、自分から別れを切り出してしまった。今なら、あの時の篤朗が再び歩き出すためのきっかけを探し続けていたことが分かるのにーー
朋先生は、どうして篤朗の相手がこの子なんだろう?とずっと思っていて、その答えが欲しくて北海道まで来たんですね。
一緒に過ごすことで、にいなが明るくていい子だってことは分かるものの、どうして?の疑問は消えない。
そして、朋先生は核心に触れる話題を。
『実は私知ってるの あなたと篤朗くんが付き合っていること』

真顔が怖すぎます!!
朋先生はにいなに聞きます。高校生との恋愛は、大人の側にもリスクがあること、それを分かって付き合っているのかと。
はじまりのにいな 2巻

はじまりのにいな 2 水森暦 (花とゆめCOMICS)
めでたく篤朗と付き合うことになったのに、新菜は北海道に引っ越すことになり… 遠距離恋愛スタートの、はじまりのにいな2巻です。
新菜は引っ越した先の北海道で、前世の家族に出会うんですが、、、激泣きしました!!間違っても人前で読まないように、とだけ始めにお伝えします。
新しい街、新しい学校、新しい友達。札幌での新生活にも慣れ始めた頃、新菜のクラスに新しい現国の先生が着任します。
『このクラスの現国と副担任を担当します。天宮千晴です』

こちらのメガネの似合う先生、新菜の前世・千歳の弟と同じ名前なんです。恐る恐る、先生のプロフィールを確認すると、生まれも、年齢も、家族構成も、全部ぴったり!
思わず『ー先生 ご両親にご挨拶に行きたいのですが。』と勢いで発言し、同級生からプロポーズかっ!とつっこまれてしまうくらい、実はずっと家族の事が気になっていた新菜。
はじまりのにいな 1巻

はじまりのにいな 水森暦 (花とゆめCOMICS)
読んでますか?はじまりのにいな。呪文のようなタイトルとは裏腹に、内容はしっかり、王道のハートフルロマンスです!(ちなみに「にいな」は主人公の女の子の名前。)
私は内容を知らないまま、この呪文が頭から離れず購入しましたw
前世から あなたのことが 好きでした

10歳の少女・新菜(にいな)。前世は千歳という15歳の女子高生でした。事故で他界した千歳は転生して、かつての恋人篤朗の前に現れます。
はじめ篤朗は、昔の彼女のことを『もう忘れた』と言うんです。新菜(中身は千歳ですが)はショックを受けるんですが、実は10年間、千歳を忘れられずに生きてきたことが、次第に分かってきます。
『…最初の彼女のこと 忘れたなんて嘘だよ。
ほんとのこと言いたくないから 嘘ついたんだよ ごめんな』

そんな生傷だらけの篤朗を見て新菜は、好きです。付き合ってください。と告白するんですが、10年間ずっと好きな人がいると断られてしまいます。